1. 今日の相談
「アンケートは集まったのですが、自由記述が多くて読み切れません。どう次につなげればいいでしょうか」
自由記述は、個人情報を外す、三つに分ける(よかった・困りごと・提案)、件数を数える、小さく試す一手を選ぶの順で扱います。
2. 大丈夫です
ほー先輩:AIは「分ける・数える」が得意や。「どれをやるか」は、現場を知ってるあなたの仕事やな。
AIに渡す前に、名前や連絡先などの個人情報を外します。分類はAIの下書き、採用する改善はお店や職場の判断です。
3. 今日使うAI・道具
使うのはChatGPTと、個人情報を外した自由記述だけです。回答者の名前、連絡先、特定できるエピソードは渡す前に外すか、書き換えます。
回答にない不満や要望をAIに推測させません。
4. 実際にやってみる
1. 渡してよい形に整える
自由記述から名前・連絡先を外します。「先週の月曜に来た車いすの方」のように個人が推測できる記述は、内容を保ったままぼかします。
2. AIへ分類を頼む
次の架空のアンケート自由記述を、「よかった」「困りごと」「提案」の三つに分けてください。
それぞれ件数を数え、近い内容はまとめて「◯件」と添えてください。
書かれていない不満や要望を推測して足さないでください。
どれにも当てはまらない記述は「その他」として残してください。
【架空の自由記述】
・受付の案内が分かりやすかった
・会計の待ち時間が長い
・夕方の時間帯も開けてほしい
(続きを貼る)
3. 件数で傾向を見る
同じ困りごとが何件あるかを見ます。1件だけの声も「その他」から消さずに残します。
4. 小さく試す一手を選ぶ
件数が多く、すぐ試せて、費用が小さいものを1つ選びます。大きな設備や人員の話は、担当者への報告に回します。
5. 変えたことを知らせる
「アンケートを受けて◯◯を変えました」と掲示や案内で伝えます。声が届いたと分かると、次のアンケートも集まりやすくなります。
5. 完成例
【架空の分類結果】
よかった(3件)
・受付の案内が分かりやすい(2件)
・店内が清潔(1件)
困りごと(4件)
・会計の待ち時間が長い(3件)
・駐車場が分かりにくい(1件)
提案(2件)
・夕方の営業時間を延ばしてほしい(2件)
次の一手(案):会計待ちの目安時間を掲示してみる
(営業時間の変更は担当者へ報告)
6. 使うときの注意
健康状態、家庭の事情、苦情に個人名が入るものは、分類の前に扱いを職場で確認します。分類結果を回答者の特定に使いません。少数意見の切り捨てや、都合のよい声だけの掲示は、次の回答が集まらなくなる原因になります。
7. 今日できたこと
- 個人情報を外してから渡せた。
- 声を三つに分けて件数で見られた。
- 小さく試す一手を1つ選べた。
8. ほー先輩の一言
ほー先輩:「変えました」の掲示までがアンケートや。声のキャッチボール、続けよな。
やさしいAI仕事術