1. 今日の相談
「自分で作ったチラシをネット印刷に出したいのですが、誤字や日付だけでなく、サイズや画像の粗さも心配です。AIに全部チェックしてもらえますか」
AIが確認しやすいのは、チラシに書かれた文章です。一方、仕上がりサイズ、塗り足し、カラーモード、画像解像度などは、実際のデータと印刷会社の入稿条件を人が確認する必要があります。
今日は、AIで見る所と、人が注文画面で見る所を分けた入稿前チェックを作ります。
2. 大丈夫です
ほー先輩:一回で全部見ようとすると抜けやすいで。文字、見た目、注文条件の順に三周したらええんや。
チラシは、文章が正しくてもデータ設定が違えば意図した仕上がりになりません。反対に、きれいなデータでも日付が間違っていれば使えません。
確認を三つに分けると、何を見終えたかが分かりやすくなります。
3. 今日使うAI・道具
使うのはChatGPTです。チラシから書き出した文章を、誤字・表記・確認箇所の候補として点検します。
お客様の名前、非公開の会場情報、個人の電話番号などは貼る前に置き換えます。AIへ画像を渡す場合は、QRコード、連絡先、位置情報、人物の顔など、不要な情報が写っていないか確認します。
印刷会社の仕様は変わるため、サイズ・塗り足し・対応形式・締切・料金は注文先の公式ページを正とします。
4. 実際にやってみる
1周目:文章を確認する
タイトル、日付、曜日、時間、場所、料金、申込方法、連絡先を原稿と照らします。AIには次のように頼みます。
次のチラシ文章を、入稿前に見直してください。 誤字脱字、表記の揺れ、読み手が迷いそうな箇所を箇条書きにしてください。 日付と曜日、料金、場所、連絡先、締切は、正しいと断定せず「原稿と要確認」としてください。 書かれていない内容は補わず、文章全体を書き直さないでください。
【チラシの文章】 (個人情報を置き換えて貼る)
2周目:見た目を確認する
PDFを100%表示し、文字切れ、画像の粗さ、小さすぎる文字、QRコード、端に近い文字を自分で見ます。可能なら別の端末や印刷した紙でも確認します。
3周目:注文条件を確認する
注文先の入稿ガイドで、仕上がりサイズ、塗り足し、カラーモード、対応ファイル、ページ数、部数、紙、納期を確認します。自動データチェックの警告を読み飛ばしません。
5. 完成例
【文章】
□ 誤字脱字を確認
□ 日付・曜日を元の予定表と照合
□ 時間・場所・料金を主催者に確認
□ 申込先・QRコード・連絡先を実際に試す
【見た目】
□ PDFを100%表示して文字切れを確認
□ 端に近い文字と画像を確認
□ 小さい文字をスマホと紙で確認
【注文条件】
□ 仕上がりサイズと塗り足し
□ カラーモードと対応形式
□ 部数・紙・納期・配送先
□ 最終プレビューを別の人も確認
最後の注文ボタンを押す前に、配送先や部数も含めて確認します。
6. 使うときの注意
AIが「問題ありません」と答えても、入稿データの完全性は保証されません。AIは印刷会社の注文設定や、画面外に切れた要素を見ていないことがあります。
QRコードやURLは、画像として見えるだけでなく、実際に別端末で開きます。イベント情報を直した後は、古いPDFを間違えて入稿しないようファイル名と更新日時も確認します。
まず掲示物の文章から作る場合は、貼り紙を短く読みやすく作る方法へ進みます。
7. 今日できたこと
- AIで確認できる文章と、人が見る印刷条件を分けられた。
- 日付・曜日・連絡先を、正しいと決めつけず元資料へ戻れた。
- 入稿前の最終プレビューと注文条件を確認できた。
8. ほー先輩の一言
ほー先輩:刷ってから気づくとつらいもんな。注文前の三周チェックで、落ち着いて送り出そな。
やさしいAI仕事術