1. 今日の相談
「文章の下書きをいつもAIに頼っています。もし障害や制限で使えなくなったら、仕事が止まりそうで不安です」
備えは、AI頼みの作業の洗い出し、作業ごとの代わりの手順、急ぎの優先順位、復旧後の戻し方の4つで作ります。
2. 大丈夫です
ほー先輩:不安の正体は「何をAIに任せてるか、自分でも分かってない」ことや。書き出したら、たいてい代わりはあるで。
AIが使えるうちに、AIと一緒に備えを作っておきます。これはAIをやめる話ではなく、安心して使い続けるための話です。
3. 今日使うAI・道具
使うのはChatGPTと、自分の作業の一般的な名前だけのメモです。顧客名や案件の中身は書かず、「お礼メールの下書き」「議事録の整理」のような作業名で扱います。
4. 実際にやってみる
1. AI頼みの作業を書き出す
1週間をふり返り、AIを使った作業を作業名で書き出します。
2. AIへ代替手順の整理を頼む
次の架空の作業リストは、ふだんAIに手伝ってもらっている作業です。
それぞれについて「AIが使えないときの代わりのやり方」と「時間がかかる度合い(目安)」を整理してください。
過去の文例の使い回し、定型文、同僚への相談など、現実的な代替だけを挙げてください。
新しい道具の購入や契約が必要な提案はしないでください。
【架空の作業リスト】
・お礼メールの下書き
・会議メモの要点整理
・掲示物の文面づくり
3. 「型」を手元に残す
AIがよく作ってくれる文面の型(お礼・案内・報告など)を、数個だけ自分のメモに保存しておきます。止まった日はその型に自分で当てはめます。
4. 急ぎの優先順位を決める
使えない日は全部やろうとせず、「今日必ず出すもの」だけAIなしでやり、残りは復旧後に回すと決めます。
5. 障害情報は公式で確認する
「使えない」と思ったら、まず自分の環境(通信・ログイン)を確認し、サービスの公式のお知らせを見ます。SNSのうわさを職場に広めません。
5. 完成例
【架空の備えリスト】
お礼メールの下書き → 保存した型に当てはめて自分で書く(+5分)
会議メモの要点整理 → 見出しだけ自分で立てる。清書は復旧後(+10分)
掲示物の文面づくり → 前回の掲示を流用して日付だけ変える(+3分)
急ぎの基準:今日締切のものだけAIなしで対応
復旧後:保留した清書から順に戻す
6. 使うときの注意
備えの目的は、AIにしかできない業務を作らないことです。重要な業務の手順が「AIに聞かないと分からない」状態になっていたら、手順書として残します。障害時の社内連絡や顧客への案内は、職場の決められた連絡ルートで行います。
7. 今日できたこと
- AI頼みの作業を見える化できた。
- 作業ごとの代わりを決められた。
- 止まった日の優先順位も決められた。
8. ほー先輩の一言
ほー先輩:備えができた人ほど、安心してAIに任せられる。逆説みたいやけど、ほんまやで。
やさしいAI仕事術