1. 今日の相談
「AIと長くやり取りしているうちに、最初の指示を忘れられたり、直した所と別の所が崩れたりします。どうすればいいでしょうか」
会話が長くなったら、要点をまとめてもらい、自分で確認して、新しい会話に持ち込む——この仕切り直しが効きます。
2. 大丈夫です
ほー先輩:AIは長い会話の全部を同じ濃さでは覚えてられへん。悪くなったら「引っ越し」や。
かみ合わなくなるのは故障ではなく、長い会話でよくあることです。仕切り直しの型を覚えれば怖くありません。
3. 今日使うAI・道具
使うのはChatGPTなど、いつものAIです。引き継ぎ文を作るときも、顧客名や社内の固有情報は入れない習慣を保ちます。
要点のまとめはAIに手伝わせつつ、内容が合っているかは自分で確認します。間違った要点を持ち込むと、新しい会話も間違いから始まります。
4. 実際にやってみる
1. ずれてきたサインに気づく
「前に言った条件が抜ける」「直した所の隣が崩れる」「同じ説明を繰り返している」——この辺りが引っ越しの合図です。
2. 今の会話で要点まとめを頼む
ここまでの内容を、新しい会話に引き継ぐための要点にまとめてください。
「目的」「決まっていること(箇条書き)」「まだ検討中のこと」「次にやること」の4つに分けて、全体で10行以内にしてください。
途中で出て消えた案は入れず、最終的に決まったことだけにしてください。
3. まとめを自分の目で直す
出てきた要点を読み、違う所・抜けている所を直します。ここだけは人の仕事です。
4. 新しい会話の最初に貼る
新しい会話を開き、「次の要点を前提に続きをやります」と直した要点を貼ってから、依頼を続けます。
5. 長仕事は最初から区切る
長くなると分かっている作業(文書一式づくり等)は、「構成を決める会話」「本文を書く会話」のように最初から分けると、ずれにくくなります。
5. 完成例
【架空の引き継ぎ文】
次の要点を前提に、続きをお願いします。
目的:店内掲示のお知らせ文を作る
決まっていること:
・A4縦・タイトルは20字以内
・「です・ます」調、絵文字なし
・日付と問い合わせ先を末尾に入れる
検討中:イラストを入れるかどうか
次にやること:本文の2案目を作る
6. 使うときの注意
要点まとめの確認を飛ばすと、間違いごと引っ越すことになります。特に数字・日付・条件は原文と突き合わせます。仕事の固有情報を含む会話は、引き継ぎ文でも同じ扱い(入れない・置き換える)を守ります。
7. 今日できたこと
- ずれてきたサインに名前がついた。
- 要点をまとめて自分で確認できた。
- 新しい会話で仕切り直せた。
8. ほー先輩の一言
ほー先輩:上手な引っ越しができる人は、AIと長く付き合える人や。荷造り上手になってや〜。
やさしいAI仕事術