1. 今日の相談
「AIに文章を頼むと、頼んでいない大げさな表現や、書いていない事情まで足されます。毎回削って直すのが手間です」
頼み方に「してほしくないこと」をセットで入れます。よく効くのは三つ、盛らない(誇張しない)、作らない(ない事実を足さない)、決めつけない(相手の気持ちを推測しない)です。
2. 大丈夫です
ほー先輩:AIは気を利かせようとして盛るんや。「今日は盛らんでええよ」て先に言うたら、ちゃんとやめてくれる。
してほしくないことは、答えが出た後に直すより、頼む前に伝える方が何倍も速く効きます。
3. 今日使うAI・道具
使うのはChatGPTなど、いつものAIです。
「推測しないで」と伝えても、AIの答えの事実確認(数字・日付・固有名詞)は毎回自分で行います。禁止の一文は保険であって、確認の代わりではありません。
4. 実際にやってみる
1. いつも直している所を思い出す
「大げさすぎる」「なかった話が足される」「相手の気持ちが決めつけられる」——自分がよく削る物が、あなたの「してほしくないこと」です。
2. セットで頼んでみる
次のメモをもとに、お客様へのお知らせ文を書いてください。
してほしいこと:
・「です・ます」調で、3行以内
してほしくないこと:
・大げさな表現で盛らない(「大好評」「ぜひこの機会に」等)
・メモにない事実や理由を作らない
・お客様の気持ちを決めつけない(「お待ちかねの」等)
【メモ】
・8月1日から営業時間が10時開店に変わる
3. 出てきた答えで効き目を確かめる
余計な飾りが消えているはずです。まだ残っていたら、その表現を名指しで「◯◯という表現は使わないでください」と足します。
4. 三つまでに絞る
してほしくないことを並べすぎると、今度は答えが縮こまります。効く三つだけに絞るのがコツです。
5. 効いた組み合わせを保存する
うまくいった「してほしい+してほしくない」のセットは、マイ頼み方帳(0404の方法)に保存して使い回します。
5. 完成例
【AIの答え(架空の例)】
営業時間変更のお知らせ
8月1日(土)より、開店時間が10時に変わります。
ご来店の際はお気をつけください。
今後ともよろしくお願いいたします。
※「大好評につき」「お待ちかねの」などの飾りなし、
メモにない理由の説明もなし——直しゼロで使える状態
6. 使うときの注意
「してほしくないこと」を伝えても、AIが完全に守るとは限りません。特に事実に関わる部分(数字・日付・条件)は、禁止の有無にかかわらず自分の目で確認します。人を傷つけない表現の最終判断も、送る側の仕事です。
7. 今日できたこと
- 自分がよく削る物の正体が分かった。
- 「してほしくない」をセットで伝えられた。
- 効いた組み合わせを保存できた。
8. ほー先輩の一言
ほー先輩:頼み方が上手いっちゅうのは、注文が細かいことやのうて「境界線がはっきりしてる」ことなんや。
やさしいAI仕事術