相談事例

難しい文章・専門用語を、やさしい日本語に言い換える

通知や規程の文章が固くて、保護者や利用者に伝わるか不安。かといって、かみくだくと意味が変わってしまわないか心配

5分 ChatGPT できた安心

こんな人へ
行政・福祉・保育などで、固い通知や専門用語を、保護者・利用者にわかりやすく伝えたい人・むずかしい文章の言い換えに悩む人

今日の相談

固くて伝わらない

固い通知文を前に、保護者に伝わるかどうか悩んでいる主人公

通知の言葉が難しくてこれで伝わるか不安…

AIへお願い

難しい文章をAIに渡して、やさしい日本語への言い換えをお願いしている相談者

難しい文章をそのままAIに渡す

AIの返事

難しい文章が、意味を変えずにやさしい日本語になって返ってくるのを見る相談者

意味はそのままでやさしい言葉に変わる

ポイント

今日のポイント

できた!

やさしくなった

やさしい日本語に言い換えができて、安心した表情の相談者

固い通知が、ちゃんと伝わる言葉になった

また困ったらおいでと言うほー先輩

むずかしい言葉の裏には、いつも伝えたい中身がある。それをやさしく渡せたら、上等やで。

絵で流れはつかめたやろ? ほな、このとおりにやってみよか。コピーして使える手順を下に置いといたで。

このとおりに、5分でやってみる コピーして使える手順・スマホでもできます

1. 今日の相談

「上から回ってくる通知とか、規程の文章が、とにかく固いんです。『標記の件につきまして』『ご査収のうえ』みたいな。これをそのまま保護者の方に渡しても、たぶん伝わらへん。でも、自分でやさしく書き直そうとすると、今度は『意味を変えてしもてないかな』って不安になって。結局、固いまま渡してしまうんです」

行政や福祉、保育の現場で、本当によく聞く相談です。難しい言葉は、書いた人は分かっていても、読む人には届かない。かといって、勝手にかみくだくと、大事な意味がずれてしまうかもしれない。この「固いまま渡すか、崩して意味が変わるか」の板挟みで、手が止まってしまう。

この「意味は変えずに、やさしい日本語にする」ところを、なんとかしたい——というのが今日の相談です。

2. 大丈夫です

ほー先輩:大丈夫やで。まず言うとくわ。難しい言葉を難しいまま渡すんは、伝える役目を半分あきらめてるようなもんや。かみくだくのは、手抜きやのうて親切なんやで。ただし一個だけ約束。意味は変えたらあかん。そこだけ守ったら、あとはAIに手伝ってもろたらええ。

そうなんです。やさしい日本語にするコツは、むずかしい言葉を、かんたんな言葉に置き換える。長い文を、短く区切る。専門用語には、説明を添える。この3つです。どれも、読む人にわかりやすく届けるための工夫です。そして、いちばん大事なのは「意味を変えない」こと。

今日は、難しい文章をAIに渡して、やさしい日本語に言い換えてもらいます。そのうえで、専門用語や数字だけは、意味がずれていないか自分で確認します。ここは人の仕事。この確認さえ守れば、AIはとても頼れる言い換えの相棒になります。

3. 今日使うAI・道具

今日使うのは1つだけです。

  • ChatGPT(無料で始められます) … 難しい文章を渡して、短い文・やさしい言葉に言い換えてもらいます。専門用語には、かんたんな説明を添えてもらいます。

文章をそのまま貼るだけ。むずかしい操作はありません。

4. 実際にやってみる

そのまま真似できる手順です。いきましょか。

ステップ1:言い換えたい難しい文章を、そのまま用意する

通知や規程の、分かりにくい部分をそのままコピーします。全文でなく、伝えたいところだけでも大丈夫です。

名前や、個人が分かる情報は、渡す前に「A様」などに置き換えましょう。

ステップ2:ChatGPTに、このまま頼む

次の指示文を貼り付けて、ステップ1の文章を続けて貼ります。

次の文章を、やさしい日本語に言い換えてください。 ①長い文は短く区切り、むずかしい言葉は、かんたんな言葉にしてください。 ②専門用語には、かんたんな説明を(かっこ)で添えてください。 ③意味は変えないでください。書いていないことは、足さないでください。 読む人は、その分野にくわしくない一般の方です。

(ここに、難しい文章を貼る)

コツは③「意味は変えないで」と、「読む人は一般の方」の2つです。読む相手を伝えると、AIはちょうどよいやさしさに合わせてくれます。そして「専門用語には説明を添えて」と頼むと、言葉を消さずに、分かるようにしてくれます。

ステップ3:専門用語・数字・期限を、自分で確認する

出てきた文章を読んで、特に専門用語・数字・期限が、元の意味とずれていないかを必ず自分で確認します。やさしくしようとして、AIが大事な条件を省いたり、意味を少し変えてしまうことがあります。制度や手続きの言葉は、正確さがいのち。言い換えはAI、意味が正しいかを決めるのは自分です。迷ったら、元の文と並べて見比べましょう。

ほー先輩:やさしくすることと、いいかげんにすることは、ちがうで。かんたんな言葉にしても、中身はきっちり同じ。そこだけは、あなたの目で守ったってな。

5. 完成例

実際にやってみると、こんなふうに変わります。(架空の通知の例です)

ビフォー(固い通知文)

標記の件につきまして、下記のとおり周知いたしますので、
ご査収のうえ、期日までにご提出賜りますようお願い申し上げます。
なお、不備がある場合は受理いたしかねます。

アフター(ChatGPTがやさしい日本語にしたもの)

このことについて、下記のとおりお知らせします。
内容をご確認のうえ、期日までにご提出ください。
(「ご査収」=内容を確認して受け取ること)

書類に足りないところがあると、お預かりできないことがあります。
ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。

固い通知が、意味はそのままで、やさしい言葉になりました。「ご査収」のような言葉には、かんたんな説明も添えています。かかった時間は5分ほどです。

6. 使ってみた感想

いちばん良かったのは、難しい言葉の前で固まらずに、伝わる文章にできたことです。「これで伝わるかな」という不安が、ぐっと減りました。

うれしかったのは、専門用語に説明を添えると、ぐっと親切な文になること。言葉を消すのではなく、「これはこういう意味ですよ」と添えるだけで、読む人の安心感が変わります。

一方で、いちばん気をつけたいのは、やさしくしすぎて意味が変わること。特に、期限・金額・手続きの条件など、正確さが必要なところは、必ず元の文と見比べて確認します。やさしくするのは、いいかげんにすることではありません。中身はきっちり同じまま、入り口だけをやさしくする。この線引きを守れば、やさしい日本語は、相手を大事にする一番の方法になります。

7. 今日できたこと

今日できたことを、言葉にしておきますね。

  • 難しい文章を、意味を変えずにやさしい日本語に言い換えられた。
  • 「専門用語には説明を添える・意味は変えない」という言い換えの型を覚えた。
  • 専門用語・数字・期限は自分で確認する、という安全確認を守れた。

これは、通知だけでなく、お知らせやマニュアルを、外の人にわかりやすく渡したいときにも、そのまま使えます。

8. ほー先輩の一言

ほー先輩:難しいことを、難しいまま渡すんは簡単や。でも、それをやさしい言葉に直すのは、ひと手間かかる。そのひと手間を惜しまへんことが、相手への思いやりなんやで。むずかしい言葉の裏には、いつも「伝えたい中身」がある。その中身を、まっすぐ相手に渡せたら、それでもう十分や。今日もていねいやったな。