1. 今日の相談
「材料費が上がり、来月から教室の月謝を改定することになりました。決定は済んでいるのに、お知らせを書くと冷たく見える気がして。理由を長く書くと言い訳みたいになるし、申し訳なさを重ねると重すぎる。結局、出すのを先延ばしにしています」
値上げや料金改定は、うれしい案内ではありません。だからこそ、飾った表現よりいつから・何が・いくらに変わるかを、早めに正確に伝えることが大切です。
2. 大丈夫です
ほー先輩:言いにくいことほど、事実を小さく分けたらええ。「変わる日」「変わる金額」「職場で決めた理由」「確認先」。ここまで決まってるなら、文章の材料はそろってるで。
AIには理由を考えさせません。料金、改定日、対象、経過措置、理由は、責任者が承認した内容をそのまま使います。
3. 今日使うAI・道具
- ChatGPT … 決定済みの事実を、結論が先に来る案内文へ並べ直します。
公開前の金額や顧客情報を入力してよい環境か、職場のルールを確認します。入力できない場合は「旧料金A円/新料金B円」の架空値で型だけ作り、正確な数字は承認された文書の中で戻します。
4. 実際にやってみる
ステップ1:決定事項を一枚にそろえる
対象:月額の基本コース
改定日:2026年10月1日
旧料金:承認済み資料から転記
新料金:承認済み資料から転記
理由:材料費・運営費の上昇(責任者承認済みの表現)
旧料金が適用される範囲:要確認
問い合わせ先:受付
ステップ2:事実だけで整えてもらう
次の決定事項だけを使い、料金改定のお知らせの下書きを作ってください。 ①最初に、改定日・対象・新料金を明確に書いてください。 ②理由はメモの表現だけを使い、もっともらしい事情を足さないでください。 ③過剰な謝罪、値上げを軽く見せる表現、効果や品質の断定を加えないでください。 ④旧料金が適用される範囲と問い合わせ先を最後に置いてください。 不明な箇所は推測せず「要確認」と書いてください。
【決定事項】(ここに貼る)
ステップ3:数字を一項目ずつ照合する
改定日、旧料金、新料金、税込・税別、対象商品やコース、既存契約への適用日を元資料と照合します。Web、店頭、予約ページなど複数箇所に料金がある場合は、更新担当と更新日も決めます。
5. 完成例
料金改定のお知らせ
2026年10月1日より、月額の基本コース料金を改定いたします。
新しい料金は、下記の料金表をご確認ください。
材料費および運営費の上昇を受け、今後もサービスを継続してお届けするため、
今回の改定を決定しました。
旧料金が適用される範囲:要確認
ご不明な点は受付までお問い合わせください。
金額は架空例にも書き込まず、承認済み料金表から転記する前提にしています。
6. 使う前に確認したいこと
料金改定には契約や表示ルールが関わる場合があります。既存契約への適用、通知時期、解約や返金の扱いはAIに決めさせず、責任者や必要な専門窓口が確認します。「原価が何倍になった」など根拠を示せない説明も足しません。
7. 今日できたこと
- 値上げの案内を、決定済みの事実だけで書けた。
- AIに理由や数字を作らせない線を引けた。
- 公開前に複数媒体の料金表示を確認する段取りができた。
8. ほー先輩の一言
ほー先輩:伝えにくいことを、隠さず早めに出せた。それはお客さんが次を選ぶ時間を守ったっちゅうことや。よう向き合ったな。
やさしいAI仕事術