相談事例

採用面接の質問リストを、公正に準備する

面接のたびに質問がばらばら。応募者の情報をAIへ渡さず、仕事に必要な適性・能力を確かめる共通質問のたたき台を作ります

20分 ChatGPT 安心できた

こんな人へ
小さな会社やお店で、採用面接の質問を初めて準備する採用担当者・責任者

今日の相談

何を聞けばいい?

採用面接の質問項目を前に悩む小さな会社の担当者

面接のたび質問が変わり公正に比べられるか不安…

AIへお願い

応募者情報を使わず、求人職種の仕事内容をAIへ渡す担当者

仕事内容と必要な力だけで共通質問を作ってもらう

AIの返事

職務遂行に必要な適性と能力を確認する質問リスト

職務に関係する質問が同じ順番で整う

ポイント

今日のポイント

できた!

同じ軸で面接できた

確認済みの共通質問リストを持って面接に臨む担当者

私生活へ踏み込まず仕事の話を落ち着いて聞けた

また困ったらおいでと言うほー先輩

質問をそろえるんは、面接官が楽するためだけやない。応募する人を同じ物差しで迎える準備やで。

絵で流れはつかめたやろ? ほな、このとおりにやってみよか。コピーして使える手順を下に置いといたで。

このとおりに、5分でやってみる コピーして使える手順・スマホでもできます

1. 今日の相談

「初めて採用面接を担当します。前任者の質問メモがなく、その場の会話で進めるしかありません。ネットの質問例には家族や性格の話も混ざっていて、何を聞いてよいのか不安です」

採用面接では、会話を盛り上げることより、求人職種の職務遂行に必要な適性・能力を、応募者全員へ共通の軸で確認することが大切です。AIには応募者を評価させず、質問のたたき台づくりだけを頼みます。

2. 大丈夫です

ほー先輩:応募者のことをAIに教えんでも、質問は作れるで。渡すんは「この仕事で何をするか」「どんな力が必要か」。まず仕事の側を整理しよか。

厚生労働省は、公正な採用選考の基本として、応募者に広く門戸を開き、本人の適性・能力に基づいて選考することを示しています。適性・能力に関係のない事項を質問で把握すると、就職差別につながるおそれがあります。

3. 今日使うAI・道具

  • ChatGPT … 架空化した仕事内容と必要な力から、共通質問のたたき台を作ります。
  • 厚生労働省「公正な採用選考」資料 … 質問してよい内容か、採用責任者が最終確認します。

履歴書、職務経歴書、応募者の氏名・年齢・写真・回答内容はAIへ入力しません。AIに評価、順位付け、合否、性格や健康の推測もさせません。

4. 実際にやってみる

ステップ1:仕事の側を3項目で書く

職種:店舗の受付スタッフ(架空例)
主な仕事:予約確認、来店案内、簡単な入力、担当者への引き継ぎ
必要な力:事実を正確に確認する/分からない時に相談する/基本的なPC入力

ステップ2:共通質問のたたき台を頼む

次の仕事内容と必要な力だけを使い、採用面接で応募者全員に共通して聞く質問のたたき台を8問作ってください。 質問は、求人職種の職務遂行に必要な適性・能力、経験、仕事の進め方を確かめる内容に限定してください。 本籍・出生地、家族、住宅・生活・家庭環境、宗教、支持政党、人生観・思想、尊敬する人物、労働組合、購読媒体、結婚・妊娠・出産予定、合理的な必要性のない健康情報は聞かないでください。 応募者の評価、順位付け、合否の提案はしないでください。 この列挙だけで公正・適法と判断せず、年齢・性別による差別の禁止、障害者差別の禁止と合理的配慮を含む最新の採用ルールを、採用責任者が別途確認できるよう注意書きを添えてください。 各質問に「この仕事の何を確認する質問か」を一行添えてください。

【仕事内容と必要な力】(ここに貼る)

ステップ3:共通の評価軸と、必要な配慮を確認する

採用責任者と面接担当者が、厚生労働省の最新資料と照合します。質問の意図、回答の記録方法、評価基準を事前に共有し、面接官が変わっても同じ軸になるようにします。一方で、質問の伝え方、面接時間、回答方法や伝達手段は、応募者から申し出のあった合理的配慮に応じて調整します。「評価軸をそろえること」と「方法を一律にすること」は同じではありません。

5. 完成例

1. 予約内容と画面の情報が違うとき、どのような順番で確認しますか。
   確認する力:事実確認と相談の手順

2. 分からない問い合わせを受けた場面で、どのように対応した経験がありますか。
   確認する力:抱え込まず引き継ぐ力

3. PCへの入力で、間違いを減らすためにしていることを教えてください。
   確認する力:基本的な入力と見直し

これは架空の職種例です。質問への模範回答や点数をAIに決めさせず、職場が仕事内容に基づいて確認します。

6. 使う前に確認したいこと

避けるべき事項は、面接だけでなく応募用紙や事前アンケートでも把握しないようにします。厚生労働省の「採用選考時に配慮すべき事項」は少なくとも14事項を示していますが、この一覧だけで採用ルールの全てを確認したことにはなりません。年齢・性別による差別の禁止、障害者差別の禁止と合理的配慮なども含め、採用責任者が最新の公式資料を確認します。迷う質問は外し、ハローワークなどへ確認してください。

7. 今日できたこと

  • 応募者情報をAIへ渡さず、仕事に関係する共通質問を準備できた。
  • 私生活や思想信条へ踏み込まない線を確認できた。
  • AIに評価や合否を任せず、責任者が公的資料と照合する段取りを作れた。

8. ほー先輩の一言

ほー先輩:面接は人を値踏みする場やなく、仕事と人がお互いを確かめる場や。仕事に必要なことを、同じ軸で、ていねいに聞けたらええで。