相談事例

月次の数字から「報告のことば」を作る

売上・件数・出席数——数字は揃っているのに、報告の文章にするのが毎月憂うつ。集計から報告文まで、するっとつなげたい

15分 ChatGPT できたホッとした

こんな人へ
月次報告・実績報告・活動報告のとりまとめを任されている事務担当・リーダー

今日の相談

数字はあるのに…

集計表を前に、月次報告の文章化に手が止まっている主人公

集計は終わってるのに報告の文章が書けない…

AIへお願い

個人の内訳は含めず、確定した集計値だけをAIに渡している相談者

確定した集計値だけを渡して報告文の形にしてもらう

AIの返事

集計値が報告書の文章の形に整理されて返ってきた画面

数字が「読める報告」に並べ直されて返ってくる

ポイント

今日のポイント

できた!

月末の憂うつが消えた

完成した月次報告を確認して提出している相談者

集計から報告文まで15分でつながった

また困ったらおいでと言うほー先輩

数字の正しさはあなたが守る。読みやすさはAIが手伝う。ええ分担やろ。

絵で流れはつかめたやろ? ほな、このとおりにやってみよか。コピーして使える手順を下に置いといたで。

このとおりに、5分でやってみる コピーして使える手順・スマホでもできます

1. 今日の相談

「毎月末の報告書が憂うつなんです。集計自体は表計算でできてるんですよ。売上とか、来客の件数とか、前月との差とか。でもそれを『文章』にするのが苦手で。数字を並べただけだと『で、どうだったの?』と言われるし、かといって何を書けばいいのか。毎月、最後のひと仕事が重い」

これは業種を問わない月末の風物詩です。数字はある。でも報告は文章を求められる。この「表→ことば」の変換が、実はいちばん時間を食います。

今日は、確定した集計値から報告のことばを作ります。ただし、数字を扱うからこそ、AIとの分担を最初にはっきりさせます。

2. 大丈夫です

ほー先輩:大丈夫やで。あなたの集計は終わってる——つまり材料は揃ってるんや。AIに頼むのは「数字を読める順番に並べ直す」とこだけ。ほんで今日いちばん大事な約束:AIに数字を作らせない・変えさせない・解釈を断定させない。数字の主導権は、最後まであなたが持つで。

線引きを最初に。

  • 渡すのは、確定した集計値だけ。個人の成績や、個人が特定できる内訳(誰が何件、など)は渡しません。「全体で◯件」「前月比+◯件」のレベルまで
  • AIは計算も推測もさせない。前月比や割合も、自分で計算して渡します。AIが計算や推定で数字を「補う」と、報告に事実でない数字が混ざります
  • 「なぜ増えたか・減ったか」の理由の断定はさせません。現場の事情を知っているのはあなたです。AIには「考えられる観点」まで

3. 今日使うAI・道具

今日使うのは1つだけです。

  • ChatGPT(無料で始められます) … 確定済みの集計値を、報告書の文章の形に並べ直してもらいます。個人情報・未確定の数字は入力しません。

職場で使ってよいか(承認された環境か)の確認も、いつもどおり。

4. 実際にやってみる

ステップ1:確定した集計値を、箇条書きにする

【架空の例・雑貨店の月次】
・今月の売上:前月比 +8%(セール実施が要因と担当は見ている)
・来客数:1,240件(前月 1,150件)
・オンライン注文:320件(前月 290件)
・返品・交換:12件(前月 15件)

すべて確定した数字であること、個人が特定できる内訳がないことを確認します。会社名・店名も書かなくて大丈夫です。

ステップ2:ChatGPTに、文章化を頼む

月次報告の文章を作ります。確定済みの集計値を渡します。 ①「全体のまとめ(2〜3行)」→「項目ごとの実績」→「来月に向けて確認したいこと」の順にしてください。 ②渡した数字だけを使ってください。計算・推定で数字を作ったり、丸めたりしないでください。 ③増減の理由は、私のメモにある場合だけ書き、それ以外は断定せず「要確認」としてください。 ④読み手は忙しい上司です。結論を最初に、簡潔にしてください。

【今月の集計値】(ここに貼る)

ステップ3:数字を全数照合してから、提出する——ここが本体

  • 出てきた報告文の数字を、元の集計表と1つずつ照合します。AIは桁や単位をうっかり変えることがあります。ここだけは指差し確認
  • 「要確認」と残った増減の理由は、あなたが現場の事実で埋めます。分からなければ「要因は確認中」と正直に
  • 提出の形式(様式・宛先)は職場のルールどおりに

5. 完成例

架空の集計から、こんな報告文になります。

アフター(ChatGPTが整えた報告文・抜粋)

【今月のまとめ】
売上は前月比+8%となりました。セールの実施が要因と見ています。
来客数・オンライン注文とも前月を上回り、返品・交換は減少しました。

【実績】
・来客数:1,240件(前月 1,150件)
・オンライン注文:320件(前月 290件)
・返品・交換:12件(前月 15件)

【来月に向けて】
・セール終了後の来客数の推移を確認

数字はすべて渡したものだけ。「で、どうだったの?」への答え(まとめ)が最初に来ている——これが読まれる報告の形です。

6. 使う前に確認したいこと

この使い方の値打ちは、月末の「最後のひと仕事」が軽くなることに加えて、報告の形が毎月そろうことです。同じ構成で続くと、読み手は前月との違いをすぐつかめます。

守る線をもう一度。渡すのは確定した集計値だけ・個人の内訳は渡さない・AIに数字を作らせない・提出前に元の表と全数照合・理由の断定はさせない。数字の信用は報告の信用そのものです。

集計そのものを整えるには表・箇条書きへの整理、集計の計算式にはExcelの数式をAIに聞くが使えます。

7. 今日できたこと

  • 確定した集計値から、結論が最初に来る報告文を作れた。
  • 数字はAIに作らせない・提出前に全数照合、という数字の守り方が分かった。
  • 毎月同じ構成で報告できる型が手に入った。

来月の月末は、集計が終わった時点で報告も半分終わっています。

8. ほー先輩の一言

ほー先輩:報告書ってな、頑張った一か月を「伝わる形」にする仕事や。数字を並べるだけやと頑張りは伝わらへんし、飾りすぎると信用を失う。事実の数字に、読める順番——それだけで、あなたの一か月はちゃんと伝わるで。

この型を保存する月次報告の文章化テンプレ・コピーして使えます