1. 今日の相談
「仕事で判断に迷うことがあり、上司へ相談したいです。でも、事情を全部説明しようとするとメールが長くなります。結局、何を聞きたいのか自分でも分からなくなって、送れないまま時間が過ぎてしまいます」
相談メールでは、最初から正しい答えを書く必要はありません。相手が判断するために必要な材料と、こちらが何をお願いしたいのかが見えれば十分です。
今日は、手元のメモを状況・困りごと・お願いの3点に分けて、短い相談メールの下書きにします。
2. 大丈夫です
ほー先輩:相談は、きれいな答えを見せる場やないで。今分かってることと、迷ってるところを分けたら、相手も判断しやすうなるで。
相談が長くなるのは、状況説明と自分の考えとお願いが、一つの段落に混ざっているからかもしれません。
AIには、その3つを仮に並べ直してもらいます。どの案を選ぶか、誰に相談するか、いつまでに対応するかを決めるのは、上司や職場の役目です。
3. 今日使うAI・道具
使うのはChatGPTです。
社内の相談には、顧客名・社員名・案件名・金額・取引条件などが含まれることがあります。職場で承認されたAI環境がある場合だけ使い、必要な情報だけを選びます。名前は「Aさん」、会社名は「B社」、案件名は「案件X」のように置き換えます。
承認された環境がない場合は、実際の相談内容を入力せず、架空の例で文章の型だけ練習します。
4. 実際にやってみる
ステップ1:いま確認できている状況を書く
「見積書を受け取った」「締切は金曜日」など、確認できている事実だけを書きます。相手の意図や原因は推測しません。
ステップ2:どこで困っているかを書く
「2案のどちらを選ぶか判断できない」「社内ルールの確認先が分からない」のように、自分が止まっている場所を一つに絞ります。
ステップ3:何をお願いしたいかを書く
「どちらの案で進めるか判断してほしい」「確認先を教えてほしい」など、相手にお願いしたいことを一文にします。
ステップ4:次の指示文と一緒にAIへ渡す
次のメモを、上司へ送る相談メールの下書きにしてください。 「状況」「困っていること」「お願い」の順で、短く読みやすくしてください。 メモにない原因、事情、相手の意図、期限、約束は推測して付け足さないでください。 判断できない内容は「要確認」と残してください。 件名案も1つ付けてください。
【メモ】 (個人や会社が分かる情報を置き換えて貼る)
5. 完成例
以下は架空の相談です。
AIへ渡すメモ
B社から備品の見積書が届いた。
プランAは予算内、プランBは予算を少し超える。
必要な機能の確認はまだできていない。
金曜日までに返事が必要。
どちらで進めるか相談したい。
AIが整えた下書き
件名:備品の見積もりプランについてのご相談
お疲れさまです。
B社から備品の見積書が届きました。プランAは予算内、プランBは予算を少し超えています。
必要な機能の確認がまだできておらず、どちらを選ぶか判断に迷っています。
金曜日までに返事が必要なため、進めるプランについてご相談できますでしょうか。
入力にない機能や判断理由は増えていません。上司に決めてほしい内容も、一文で見える形になりました。
6. 使うときの注意
相談メールは、AIが作った文章だけを見て送りません。元の見積書や職場の記録と照らし、金額・期限・宛先が正しいかを確認します。
事故・けが・情報漏えい・重大な顧客対応など、急いで報告すべき内容はメール作りより先に、職場で決められた連絡経路を使ってください。
電話で相談する前のメモを作りたい場合は、電話をかける前の話すことメモも使えます。
7. 今日できたこと
- 状況・困りごと・お願いを分けられた。
- AIに対応や結論を決めさせず、相談メールの下書きを作れた。
- 送る前に、人が確認するポイントを残せた。
8. ほー先輩の一言
ほー先輩:相談できるのも、仕事を前に進める力やで。全部を抱え込まず、今分かってる3点から渡してみよな。
やさしいAI仕事術