1. 今日の相談
「最近、常連のお客様が減った気がして不安です。でも何から手をつければいいか分かりません」
見直しは三方向です。事実の確認(本当に減っているか数える)、店の小さな変化(何かを変えていなかったか)、声かけと居心地(来てくださる方への接し方)。
2. 大丈夫です
ほー先輩:「気がする」のまま悩むんが一番しんどい。数えて、振り返って、できることを一つ。それで前に進めるで。
AIには見直しの観点の整理を手伝ってもらいます。特定のお客様が来ない理由の詮索はしません——それは追いかけるほど逆効果です。
3. 今日使うAI・道具
使うのはChatGPTと、自分の店の一般的な条件です。売上の実数やお客様の個人情報はAIへ渡しません。
「なぜあの人が来なくなったか」をAIに推測させません。分かるはずのないことを推測させると、不安が増えるだけです。
4. 実際にやってみる
1. まず数える
レジ記録や予約表で、先月・先々月・昨年同月の来店数を見ます。「減った気がする」が「夏はいつもこう」だと分かることも多いです。
2. AIへ見直し観点の整理を頼む
小さな店で「客足が減った気がする」ときの見直し観点を、三方向で整理してください。
「事実の確認(来店数を月別・昨年同月と比べる・季節要因を考慮)」
「店の小さな変化の振り返り(営業時間・品ぞろえ・掲示・レイアウトなど、ここ数か月で変えたこと)」
「声かけと居心地(あいさつ・待ち時間・店の清潔さなど、今日から見直せること)」。
特定のお客様の事情を推測する項目は入れないでください。
チェックリストの形で、それぞれ3〜4項目にしてください。
3. 変えたことを書き出す
ここ数か月で変えたこと(営業時間・棚の配置・メニュー)を並べます。意外な変更が影響していることがあります。
4. 今日からの一手を一つ選ぶ
「帰り際のひとことを丁寧に」「入口の掲示を今日の日付に」(0418の黒板も効きます)——小さな一手から始めます。
5. 1か月後にまた数える
打った一手の後の数字を見ます。変わらなくても、数え続けること自体が店の力になります。
5. 完成例
【架空の見直しメモ】
事実:7月来店 約380件(6月420件・昨年7月390件)
→昨年並み。6月比の減りは夏の例年傾向っぽい
変えたこと:6月に棚の配置換え/掲示の位置を変更
→入口から「本日のおすすめ」が見えなくなっていた!
今日の一手:おすすめ掲示を入口から見える位置へ戻す
声かけ:帰り際の「暑いのでお気をつけて」を全員で
1か月後:8月20日にまた数える
6. 使うときの注意
来なくなったお客様に個別に連絡を取ることは、関係や事情によっては負担になります。追いかけるより「戻りやすい店」でいることが基本です。数字が明らかに大きく落ちている場合は、周辺環境の変化(近隣の工事・競合)も含めて、時間をかけて見直します。
7. 今日できたこと
- 「気がする」を数字で確かめられた。
- 自分が変えたことの影響に気づけた。
- 今日からの一手を一つ選べた。
8. ほー先輩の一言
ほー先輩:お客様の流れには波がある。波の日も、店の灯りをちゃんと点けとく。それが商いの続け方や。
やさしいAI仕事術