1. 今日の相談
「お客様への案内文をAIに直してもらいたいのですが、実名や金額が入った文章をそのまま貼っていいのか、いつも手が止まります」
その感覚は正しいです。答えはシンプルで、貼る前の30秒で、名前・連絡先・金額をダミーへ置き換える。文章の直しや表の整理は、中身が架空でも結果は同じです。
2. 大丈夫です
ほー先輩:手が止まるんは、ええセンスしてる証拠や。あとは「止まったあとに何するか」の型を持つだけやで。
置き換えの早見表を一度作れば、次からは迷わず30秒で済みます。
3. 今日使うAI・道具
使うのはChatGPTと、置き換えの対応をメモする紙(またはメモアプリ)です。
大前提として、職場にAI利用のルールがあればそれが最優先です。「そもそも渡してよい情報か」の判断はルールが正で、この記事は渡すと決めたあとの作法です。
4. 実際にやってみる
1. 置き換える対象を知る
置き換えるのは主に五つ。「人名・会社名・電話番号やメールなどの連絡先・住所・金額や口座などの数字」です。
2. 早見表を作る
AIへ相談する前の「ダミー置き換え早見表」を作ってください。
対象は「人名」「会社名・店名」「電話番号・メール」「住所」「金額・会員番号などの数字」です。
それぞれ、置き換え後の例(田中様→A様、実際の金額→1,000円などのきりのよい架空の数字)を1行ずつ示してください。
最後に「元に戻すときの注意(対応表を見ながら検索機能で一つずつ)」を添えてください。
3. 対応表を手元に残す
「A様=(実際の名前)」の対応は、AIには渡さず手元のメモにだけ書きます。これが戻すときの鍵になります。
4. 置き換えてから相談する
「A様への金額変更のご案内(1,000円→1,200円)を、柔らかい文面にしてください」のように、形だけで相談します。答えの質は実名のときと変わりません。
5. 戻すときは検索機能で
できあがった文の「A様」を、手元の対応表を見ながら検索機能で一つずつ実名へ戻します。目視だけの戻しは、戻し忘れの元です。
5. 完成例
【架空の置き換え早見表(机に貼る用)】
人名 → A様・B様(役割で呼ぶなら「お客様」)
会社・店名 → ◯◯商店・取引先C社
電話・メール→ 000-0000-0000・example宛て
住所 → ◯◯市◯◯町1-1
金額・番号 → 1,000円・会員番号0000
戻すとき:対応表を見ながら、検索機能で一つずつ。
送信前に、ダミーが残っていないか最終確認。
6. 使うときの注意
置き換えても、文章の内容そのものから相手が特定できる場合があります(めずらしい事情や日時の組み合わせなど)。迷ったら、事情もぼかすか、AIに渡さない判断をします。社外秘の資料や契約内容は、置き換えの工夫以前に「渡さない」が基本です。送信前の最終確認では、実名とダミーの両方が混ざっていないかを見ます。
7. 今日できたこと
- 置き換える五つの対象が分かった。
- 自分の早見表と対応表の型ができた。
- 検索機能で戻す習慣まで身についた。
8. ほー先輩の一言
ほー先輩:30秒の置き換えは、お客様への礼儀でもあるんや。安心して使える人が、結局一番AIを使いこなすんやで。
やさしいAI仕事術