1. 今日の相談
「毎日忙しいのに、何にそんなに時間を使ったのか自分でも分かりません。時間の使い方を一度ちゃんと見てみたいです」
やることはシンプルです。30分単位のざっくり時間ログを、1週間だけつける。正確な記録ではなく「だいたい何をしていたか」で十分。1週間分が集まれば、AIと一緒に正体を暴けます。
2. 大丈夫です
ほー先輩:ログは自分を責める材料やない。「頑張っとる場所が思てたんと違う」を見つける、ただの地図づくりなんや。
続けるこつは、完璧を捨てることです。書き忘れた時間は「不明」でかまいません。
3. 今日使うAI・道具
使うのはChatGPTと、手帳かスマホのメモ(凝ったアプリは不要です)です。
ログは自分の振り返り専用です。人の勤務評価に流用したり、他人に強要したりする道具ではありません。集計をAIへ渡すときは、顧客名や案件名を一般的な言葉(打ち合わせ・資料作成など)に置き換えます。
4. 実際にやってみる
1. 記録の型を決める
「9:00 メール/9:30 資料作成/10:00 電話対応」——時刻と一言だけ。分類は「作業・連絡・会議・移動・中断・休憩」の6種類くらいに寄せると、後の集計が楽です。
2. 区切りのたびに5秒で書く
仕事の区切りごとに一言メモ。思い出して書くのは夜1回のまとめでもOKです(多少の抜けは気にしない)。
3. 1週間たったらAIと振り返る
1週間の時間ログを集計して、振り返りを手伝ってください。
(ここに1週間分のログを貼る。顧客名や案件名は「打ち合わせ」「資料作成」などの一般名に置き換え済み)
・分類ごとの合計時間と割合
・中断(電話・割り込み)が多い時間帯
・「自分では多いと思っていたのに実は少ない」「その逆」に気づけるような一言
・来週ひとつだけ変えるとしたら、の提案を3案
数字は表で見せてください。
4. 「ひとつだけ」変える
振り返りから改善は一つだけ選びます。「午前中は電話を当番に任せて資料作成に集中する」など、小さくて具体的なもの。全部変えようとすると全部戻ります。
5. 効果は2週間後にもう一度ログで
変えた結果は体感でなく、2週間後にまた3日だけログをつけて確かめます。数字で見ると、続ける気持ちが保てます。
5. 完成例
【架空の1週間ログの集計結果】
作業(資料・準備)37%/連絡(メール・電話)28%
会議 15%/移動 8%/中断 7%/不明・休憩 5%
気づき:
・連絡が3割——「作業できない」の正体はこれ
・中断のピークは11時台と16時台
・会議は思ったより少なかった(体感と逆)
来週のひとつ:
→ メールは9時・13時・17時の3回にまとめて見る
2週間後:8/3頃に3日だけ再ログで効果確認
6. 使うときの注意
ログをつけること自体が負担になったら本末転倒なので、1週間で必ずやめます(習慣化は不要です)。「中断が多い」と分かっても、電話や来客対応が仕事の中心である職種では削る対象ではありません——その場合は「中断前提のスケジュールに組み替える」が正しい改善です。時間の使い方は職場の体制と絡むことも多いため、一人で抱えず、ログを材料に相談するのも立派な使い道です。
7. 今日できたこと
- 30分単位のゆるいログを始められた。
- AIとの振り返りで時間の正体が見えた。
- 「ひとつだけ変える」で無理なく動き出せた。
8. ほー先輩の一言
ほー先輩:時間の使い方を知っとる人は、忙しさに振り回されへん。1週間のログは、その入場券なんやで。
やさしいAI仕事術