人とのやりとりの相談事例

在庫の数が合わないとき——基準の日時をそろえて、記録と現物の差を順番に確かめる

在庫の記録と現物の数が合わないとき、比べる基準の日時をそろえ、元の記録を残したまま、数え直し・入出庫の記録の漏れ・置き場所違い・単位違いの順に確かめ、分かったことと分からないことを分けて、職場の承認の手順で差を扱う手順

20分 在庫の記録表計算ソフト 安心できた

こんな人へ
在庫の記録と現物の数が合わず、どこから確かめればよいか分からずに困っている人

この記事でできること

すぐ手順を見る

今日の相談

在庫の数が記録と合わない

在庫の棚の前で、記録の数と現物の数が合わず困っている女性主人公とほー先輩

記録では10個あるはず棚には7個しかない

3ステップ

この順番なら、迷わず進められます

  1. AIへお願い

    基準の日時をそろえる・決まった順番で確かめる

    頼む
  2. AIの返事

    分かったことと分からないことを分ける・責任者へ伝える

    受け取る
  3. できた!

    差の理由の手がかりが見えた

    記録漏れが一つ見つかった・残りは責任者に伝えた

    仕上げる
人が最後に確かめること
  • 比べる基準の日時をそろえる
  • 元の記録を残したまま確かめる
  • 分からない差は責任者の手順で扱う
また困ったらおいでと言うほー先輩

差に気づけたことが、確認の出発点です。あわてず、一つずつ確かめましょう。

流れがつかめたら、このとおりにやってみましょう。コピーして使える手順を下に置いています。

このとおりに、5分でやってみる コピーして使える手順・スマホでもできます

1. 今日の相談

「在庫を数えたら、記録では10個あるはずなのに、棚には7個しかありませんでした。数え間違いなのか、記録の漏れなのか分からず、記録を7個に直してよいのか迷っています」

数が合わないときは、まず比べる基準の日時をそろえます。そのうえで、元の記録を残したまま、決まった順番で確かめます。おすすめの順番は、数え直し → 入出庫の記録の漏れ → 置き場所の違い → 単位の違いです。

確かめた結果は、理由が分かったものと分からないものに分けて残します。理由が分からない差も、職場の責任者が決めた承認の手順で扱います。

この記事は、棚卸し全体のやり方ではなく、差が出たあとに原因を確かめる手順を扱います。棚卸しの段取りは、記事の後半で案内します。

2. 大丈夫です

ほー先輩:数が合わないことは、珍しいことではありません。原因が分からないままでも、調べた範囲を残せば、次の手がかりになります。

なぜ基準の日時をそろえるのか:記録の数がいつ時点のものか、数えたのがいつかがずれていると、その間に入ったり出たりした分だけ、差が生まれます。比べる時点をそろえないと、本当の差かどうかが分かりません。

なぜ元の記録を残すのか:先に記録の数を上書きしてしまうと、あとから理由を調べられなくなります。記録の直し方は、職場の承認の手順に沿って行います。

3. 今日使うAI・道具

  • 在庫の記録(帳簿、在庫管理の画面、表計算の一覧など)
  • 入庫・出庫・返品・移動の記録(伝票、納品書、使った記録)
  • 確認の結果を書く表(紙でも表計算でもよい)

この確認に、生成AIは必要ありません。使う場合も、実際の品名・取引先・数量を入れずに、「在庫の差を確かめる確認表の項目案」のような空の形だけを相談します。

4. 実際にやってみる

1. 比べる基準の日時をそろえる

記録の数が「いつ時点の数か」を確かめます。数えた日時と記録の日時がずれていたら、その間に入ったり出たりした数を、入出庫の記録から書き出します。

記録の時点:10月9日 18時(記録上 10個)
数えた時点:10月10日 10時(現物 7個)
その間の動き:10月10日 9時 出庫 2個(記録あり)
→ 基準をそろえた記録の数:8個 現物:7個 差:-1個

2. 数え直す

同じ品目をもう一度数えます。可能なら別の人が数えます。別の日に数え直すときは、その間の入出庫も書き出して、基準をそろえます。箱や袋に入ったままのもの、奥に隠れているもの、まとめて置かれているものを見落としていないかも確かめます。

3. 入庫・出庫の記録の漏れを探す

前回、数が合っていた日から今日までの、入庫・出庫・返品・移動の記録を並べます。次のような漏れがないかを見ます。

・使ったのに、出庫の記録をしていない
・入庫したことにしたが、まだ届いていない
・返品・交換の記録が、片方だけになっている
・別の場所へ移したのに、移動の記録をしていない

4. 置き場所の違いを確かめる

別の棚、別の倉庫、作業中の場所、一時置き場に置かれていないかを確かめます。似た品目と混ざっていないかも見ます。

5. 単位の違いを確かめる

記録は「箱」、数えたのは「個」のように、単位が違っていないかを確かめます。1箱に入っている数が変わった品目は、とくに注意します。

6. 分かったことと、分からないことを分けて残す

品目|基準の日時|記録の数|現物の数|差|確かめたこと|分かった理由|まだ分からないこと|確認者・日付

理由が分かった差も、分からない差も、記録の直し方は職場の承認の手順に従います。理由が分からない差は、推測で埋めずに、調べた範囲と一緒に責任者へ伝えます。

在庫を定期的に数える段取りは、物品の棚卸しは、数える前に「単位・場所・締め」を決める——数え間違いより、数え直しの手間を減らすにまとめています。

よくある失敗

  • 記録の時点と数えた時点がずれたまま比べて、差を大きく見てしまう
  • 先に記録の数を上書きして、あとから理由を調べられなくなる
  • 分からない差を、推測で埋めてしまう
  • 差の理由を、特定の人のせいだと決めつける

5. 完成例

以下は架空の例です。

品目  |基準の日時 |記録|現物|差 |確かめたこと      |分かった理由      |まだ分からない|確認
部品A |10/10 10時|8  |7  |-1|数え直し・記録・場所・単位|-           |1      |責任者へ 10/10
部品C |10/10 10時|12 |10 |-2|数え直し・記録     |出庫の記録漏れ2(10/3)|なし     |承認の手順で記録を直す
消耗品B|10/10 10時|5箱 |60個|0 |単位          |1箱12個で一致     |なし     |済 10/10

すべての差を一度に埋めようとせず、分からない差は調べた範囲と一緒に責任者へ伝えています。

6. 使うときの注意

数が合わない理由を、特定の人のせいだと決めつけないでください。差は、記録の仕組みや置き場所の決まりを見直す手がかりになります。

紛失・盗難・破損の疑いがあるときは、自分で判断せず、職場の決まった手順で責任者へ報告してください。

7. 今日できたこと

  • 比べる基準の日時をそろえられた。
  • 元の記録を残したまま、順番に確かめられた。
  • 分かった理由と、分からない差を分けて残せた。
  • 分からない差を、調べた範囲と一緒に責任者へ伝えられた。

今日は、基準の日時をそろえて差を出せただけでも十分です。

8. ほー先輩の一言

ほー先輩:理由が分かった差は、再発を減らす手がかりになります。分からない差は、ひとりで抱えずに伝えましょう。

役に立ちそうな人へ

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