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相談事例

会議の録音・文字起こしを、職場で安全に使う

会議の記録づくりに、録音と文字起こしアプリを使いたい。でも、勝手に録音していいのか、録った音声がどこに保存されるのか、分からないことだらけで踏み出せない

15分 Notta(AI文字起こしサービス) 安心できた

こんな人へ
会議の記録づくりに録音・文字起こしを使いたい人・録音してよいのか、何を確認すればよいのか分からない人

今日の相談

録音していいの?

会議の録音を前に、録音してよいのか分からず悩んでいる主人公

会議の記録のために録音したいでも勝手に録っていいの…?

AIへお願い

録音の同意と職場の承認、データ管理のルールを確認している相談者

同意・承認・消すルールを先にそろえる

AIの返事

会議の録音が文字起こしされて、記録の下書きになった画面を見る相談者

録音が文字になって記録の下書きに

ポイント

今日のポイント

できた!

安全に使えた

録音と文字起こしを安全に使えて、会議に集中できた相談者

手書きメモに追われず会議に集中できた

また困ったらおいでと言うほー先輩

ルールを先に決めた録音は、みんなを守る道具になるんやで。

絵で流れはつかめたやろ? ほな、このとおりにやってみよか。コピーして使える手順を下に置いといたで。

このとおりに、5分でやってみる コピーして使える手順・スマホでもできます

1. 今日の相談

「会議の議事録係になると、メモを取るのに必死で、話し合いに参加できないんです。録音して、文字起こしのアプリを使えば楽になるのは分かってるんですけど……そもそも、会議を勝手に録音していいんでしょうか? 録った音声がどこに保存されるのかも分からないし、何を確認してから始めればいいのか、それが分からなくて踏み出せません」

とてもよく聞く相談です。そして、この「踏み出せない」感覚は、正しいんです。録音と文字起こしは便利な道具ですが、文章のAIとは、ひとつ大きな違いがあります。

録音データは、人の声そのもの。テキストなら「Aさん」に置き換えてから渡せますが、声は置き換えができません。だから、使い始める前の準備が、いつもより一段だいじになります。今日はその準備から、順番にいきます。

2. 大丈夫です

ほー先輩:大丈夫やで。踏み出せへんかったんは、あなたの感覚がちゃんとしてる証拠や。録音はな、ボタンを押す前が本番。「同意」「職場の承認」「消すルール」。この3つを先にそろえたら、録音は怖い道具やのうて、みんなを守る道具になるんや。

そうなんです。今日そろえるのは3つだけ。

  1. 参加者の同意——録音することを、会議の前にみんなに伝えて、OKをもらう(無断録音は、しない)
  2. 職場の承認——どのサービスを、どの会議で使ってよいか、職場として決めてもらう
  3. 録音データの管理ルール——どこに保存して、いつ消すかを、先に決めておく

ひとつ、この記事の大事な線引きを。今日扱うのは、職場内の一般的な業務会議(参加者の同意と職場の承認、データ管理のルールがあるもの)だけです。ケース会議・支援記録に関わる会議・ヒヤリハットの検討・保護者との面談・外部との会議・個別の相談場面は、この記事では扱いません。個人情報やセンシティブな話が中心になる場面の録音は、もっと慎重な判断が必要です。必ず職場と相談してください。

3. 今日使うAI・道具

  • Notta(AI文字起こしサービス) … 会議の録音を、自動で文字にしてくれるサービスです。無料プランもありますが、1回の文字起こしは3分まで(2026年7月時点)。会議で使うなら、時間の上限と料金プランの確認が必要です。そして、職場で使うなら、職場が承認したアカウントで。個人アカウントに仕事の会議を入れるのは、承認が出てからにしましょう。

4. 実際にやってみる

順番にいきましょか。今日は「準備」が本編です。

ステップ1:職場の承認と、参加者の同意をとる

まず職場に、この3点を確認します。

  • この会議で、録音・文字起こしを使ってよいか
  • 使うサービスとアカウントは何か(職場として承認されたもの)
  • 録音データと文字起こしは、どこに保存して、いつ消すか

承認が出たら、会議の冒頭に、次のことを伝えて同意を確認します。

  • 何のために録るか(記録づくりのため)
  • 録音は外部の文字起こしサービス(クラウド)に送って文字にすること
  • 文字起こしを誰が見るか(例:記録係と責任者だけ)
  • いつ消すか(例:記録が完成したら、音声も文字データも削除)
  • そして、録音を断っても、何も不利益がないこと

「気になることがあれば遠慮なく言ってください。録音なしでも会議は進められます」——ここまで伝えて、はじめて同意です。嫌がる方がいれば、録音しない(その日はメモに戻る)。それも大事なルールです。

ステップ2:サービスの設定を、先に確認する

使い始める前に、サービス側の設定・説明ページで次を確認します。

  • 録音・文字起こしデータの保存期間(サービスによっては、消さない限り残り続けます)
  • 削除のしくみ——「削除」がゴミ箱への移動なのか、完全な削除なのか。完全に消す方法と、消す操作ができる権限は誰にあるか
  • 入力したデータがAIの学習に使われるか(設定で止められるか)
  • 職場のアカウントで、誰がデータを見られるか

分からない項目があれば、そのまま職場の責任者に相談を。「確認してから使う」が、この道具との正しい付き合い方です。

ステップ3:文字起こしは「下書き」。確認して、音声は消す

会議が終わったら、文字起こしを、その日の記録の下書きとして使います。

  • 決まったこと・日付・数字は、自分の目で確認(文字起こしは聞き間違いをします)
  • 記録が完成したら、録音データと文字起こしの元データを、決めたタイミングで削除します。ゴミ箱に移しただけでは残っていることがあります。ステップ2で確認した方法に従い、削除権限を持つ人が完全削除を行い、消えたことまで確認します
  • ひとつ注意。文字起こしの全文を、別のAIに入れて要約させたくなりますが、ここで一度停止。文字になっても、会議の発言には個人情報がたくさん含まれています。別のAIサービスへの再入力は、それ自体に職場の承認と、入力してよい内容のルールが別途必要です。

ほー先輩:「文字になったから、もう大丈夫」やないんよ。声が文字に変わっただけで、中身は同じや。録音データは、消すまでが仕事やで。

5. 完成例

実際の流れは、こんなふうになります。(架空の事業所の例です)

会議の前(承認と同意)

職場に確認したこと:
・月例の職員会議で、文字起こしサービスの利用OK(職場アカウント)
・保存は職場の共有フォルダのみ/記録の完成後、音声と元データは完全削除
 (完全削除の操作は管理者が行う、と確認済み)

会議冒頭の伝え方:
「記録づくりのために録音します。録音は外部の文字起こしサービスに
 送って文字にします。見るのは記録係と責任者だけで、記録ができたら
 音声も文字データも消します。気になることがあれば遠慮なく——
 録音なしでも進められます。よろしいですか?」→ 全員OK

会議のあと(下書き→確認→削除)

1. 文字起こしを、記録の下書きにする
2. 決まったこと・日付・担当を、自分の目で確認する
3. 完成した記録を、決められた場所に保存する
4. 録音データと文字起こしの元データを完全削除し、削除済みを確認する(済んだらチェック✓)

記録係がメモに追われず、会議に参加しやすくなります。そして、録音の「入口(同意)」と「出口(削除)」が先に決まっていると、参加する人の不安を減らしやすくなります。

6. 使う前に確認したいこと

導入すれば、メモを取るのに必死だった時間が、話し合いに参加する時間になりやすい——それがこの道具に期待できることです。ただし、効き目の土台は道具ではなく、先に決めた3つのルールです。同意の伝え方が決まっているから、参加する人が安心しやすい。消すところまで決まっているから、データが溜まり続ける心配を減らせる。道具は、その上に乗るだけです。

使い始める前の確認を、もう一度だけ。時間の上限と料金プラン(無料プランは1回3分まで)。削除のしくみと権限(ゴミ箱と完全削除は別)。そして職場の承認。どれかが曖昧なままなら、今日は使わずに、まず確認からです。

それから、録音がそぐわない会議は、録音しないままでいい。個人の話が中心になる場面では、手書きメモから議事録を作るやり方や、走り書きを申し送りに整えるやり方が、いまも現役です。録音しない、という選択肢を持ったままでいること。それも安全の一部です。

7. 今日できたこと

今日できたことを、言葉にしておきますね。

  • 録音の前にそろえる3つ(参加者の同意・職場の承認・消すルール)が分かった。
  • サービス側で確認する点(保存期間・完全削除と権限・学習利用・閲覧範囲)が分かった。
  • 文字起こしは下書きとして人が確認し、音声は決めたタイミングで完全に消す、という流れが分かった。

この3つがそろっていれば、録音と文字起こしは、記録係の強い味方になります。

8. ほー先輩の一言

ほー先輩:便利な道具ほど、使い始める前のひと手間が値打ちになるんや。同意をとる。職場で決める。消すまでやり切る。この3つができる人は、どんな新しい道具が来ても、安全に使いこなせる人やで。今日もていねいに進めたな。えらいで。