1. 今日の相談
「レジ締めがいつも同じスタッフに集中しています。その人が休むと閉店作業が回らず、本人も休みづらそうです」
やることは、今の担当がやっている手順を順番どおりに全部書き出し、AIに「初めての人向け」へ整理してもらうことです。書き出しが一番の山で、整理はAIが得意です。
2. 大丈夫です
ほー先輩:レジ締めが難しいんやのうて、「頭の中にしかない」から難しく見えるんや。紙に出したら、ただの順番やで。
金額や売上の実数はAIへ渡しません。手順の流れだけを整理してもらいます。
3. 今日使うAI・道具
使うのはChatGPTと、今の担当への15分のヒアリングです。
レジの操作方法は機種の説明書が正です。手順書には「ここで説明書の◯ページ」と参照先を書き、操作画面の詳細は写さないようにします。
4. 実際にやってみる
1. 担当に「やっている順」で話してもらう
閉店から締め完了まで、実際の順番で話してもらい、箇条書きでメモします。「当たり前すぎて言わないこと」こそ聞き出します(鍵の場所、ボタンの癖など)。
2. AIへ整理を頼む
レジ締めの手順書を、初めての人向けに整理してください。
以下は担当者から聞き取った作業メモです(順不同の部分もあります)。
・時系列の番号つき手順に並べ直す
・つまずきやすい箇所や間違えやすい箇所に「注意」の印をつける
・金額が合わないときの対応は「責任者へ連絡」とだけ書く
・実際の金額や売上の数字は入れない
(ここに聞き取りメモを貼る。店名や実数は伏せる)
3. 「初めての人」に読んでもらう
できた手順書を、レジ締めをしたことがない人に読んでもらい、分からなかった箇所を聞きます。そこが直すべき箇所です。
4. 一緒に一度通す
初回は担当が横について、手順書だけを見ながら締めてもらいます。手順書に載っていない口頭の補足が出たら、その場で書き足します。
5. レジ横に置いて更新日を書く
完成した手順書はレジ近くに保管し、末尾に更新日を書きます。レジの設定が変わったら手順書も同じ日に直します。
5. 完成例
【架空のレジ締め手順書(抜粋)】
1. 閉店の札を出し、入口を施錠(鍵はレジ下の箱)
2. レジを精算モードへ(説明書12ページ)
3. 現金を金種ごとに数え、精算票に記入
注意:五百円玉と百円玉の袋を混ぜない
4. 釣り銭準備金を翌日分だけ残す
5. 金額が合わないとき → 数え直し1回 → 責任者へ連絡
6. 売上金は金庫へ、精算票はファイルへ
更新日:2026年7月◯日
6. 使うときの注意
売上金の保管や金庫の扱いなど、お金の管理ルールは店の決まりが正で、手順書に金庫の暗証番号などは書きません。金額が合わないときの対応は、原因探しより先に「責任者へ連絡」で止める形にしておくと、新しい人が一人で抱え込みません。
7. 今日できたこと
- 頭の中の手順を紙に出せた。
- 初めての人が読める形に整理できた。
- 担当が安心して休める体制へ一歩進んだ。
8. ほー先輩の一言
ほー先輩:手順書が一枚あるだけで、「休んでええよ」が本気で言える職場になる。ええ仕事や。
やさしいAI仕事術