整理の相談事例

事業を始める前にそろえる、ルール・書類・確認先の一覧を作る

新しい事業や業務を始める前に何をそろえればよいか分からないとき、決まり・書類・お金・情報の扱い・許認可や届出の五つに分けて項目を書き出し、どの項目にも確認先と回答の記録を付け、開始前に終わらせる必要があるかを分けて進める手順

45分 表計算ソフトChatGPT 安心やってみよう

こんな人へ
新しい事業や業務を始めることになり、何を準備すればよいか、どこに確かめればよいかが分からず不安な人

この記事でできること

すぐ手順を見る

今日の相談

何を準備すればいいか分からない

新しい事業を始める前に、準備することの多さに戸惑っている女性主人公とほー先輩

手続きが多そうで不安どこに聞けばいいか分からない

3ステップ

この順番なら、迷わず進められます

  1. AIへお願い

    五つに分けて書き出す・どの項目にも確認先を付ける

    頼む
  2. AIの返事

    開始前に必要かを分ける・確かめた結果を残す

    受け取る
  3. できた!

    準備の全体が見えた

    次に確かめる先が分かった・一つずつ進められる

    仕上げる
人が最後に確かめること
  • 五つに分けて書き出す
  • どの項目にも確認先と回答の記録を付ける
  • 開始前に必要かどうかを分ける
また困ったらおいでと言うほー先輩

全部を一人で分かっている必要はありません。誰に確かめればよいかが分かれば、準備は進みます。

流れがつかめたら、このとおりにやってみましょう。コピーして使える手順を下に置いています。

このとおりに、5分でやってみる コピーして使える手順・スマホでもできます

1. 今日の相談

「新しい事業を始めることになりましたが、手続きや書類が多そうで、何をそろえればよいか分かりません。どこに確かめればよいかも分からず、不安です」

始める前の準備は、五つの区分に分けて一覧にすると、全体が見えてきます。

  • 決まり:社内のルール、お客様との約束事(利用規約・キャンセルの決まりなど)
  • 書類:申込書、契約書、見積書、請求書などの様式
  • お金:値段、支払の方法、口座、記帳のしかた
  • 情報の扱い:お客様の情報をどこに、どう保管するか
  • 許認可や届出:事業の内容によって必要になる許可・登録・届出

そのうえで、どの項目にも「確認先」と「回答の記録」を付け、開始前に終わらせる必要があるかを分けます。

この記事で扱うのは、準備の一覧の作り方です。個人で開業する手続きや、会社を作る手続きの具体的な一覧ではありません。

2. 大丈夫です

ほー先輩:全部の手続きを知っている必要はありません。分からない所を「確かめること」として一覧に書けば、それで準備は始まっています。

なぜ確認先を区分ではなく、項目ごとの欄にするのか:確認先は、決まり・書類・お金などのどの項目にも関わります。区分の一つにしてしまうと、項目ごとに誰に確かめるかが抜けやすくなります。

必要な手続きは、事業の内容、場所、規模、法人か個人か、人を雇うかどうかによって変わります。手続きの要否は、専門家と公式の窓口で確かめてください。

3. 今日使うAI・道具

  • 表計算ソフト(一覧を作る)
  • 事業の計画(誰に・何を・いくらで、が分かるもの)
  • ChatGPTなどの生成AI(項目の抜けを見つける相談をするときだけ)

生成AIの答えは、手続きの要否を決める根拠にはなりません。AIが挙げた項目は、必ず専門家や公式の窓口で確かめます。

4. 実際にやってみる

1. 五つの区分で、思いつく項目を書き出す

決まり   :社内の担当と承認の流れ/お客様向けの利用規約/キャンセルの決まり
書類    :申込書/見積書/契約書/請求書/領収書の様式
お金    :値段の決め方/支払の方法と期限/入金の口座/記帳のしかた
情報の扱い :お客様の情報の保管場所/見られる人/捨てる時期
許認可や届出:その事業に許可・登録・届出が必要か/税の届出/人を雇うときの手続き

最初は抜けがあっても構いません。生成AIに一般的な項目の例を聞き、抜けがないかの参考にします。

2. どの項目にも、確認先を付ける

確認先は、用途によって変わります。目安は次のとおりです。

・税の届出のこと       → 税務署・税理士
・人を雇うときの手続きのこと → 関係する窓口・社会保険労務士
・許認可・登録のこと     → その事業を所管する窓口・行政書士
・契約書や利用規約の内容のこと→ 弁護士など

どこに確かめればよいか分からないときは、まず自治体や商工会議所などの相談窓口で、確認先を聞く方法もあります。

3. 「開始前に必要か」を分け、期限と担当を付ける

項目ごとに、始める日までに終わらせる必要があるかを書きます。届出などには、出す時期が決まっているものがあります。開始前に必要なものから、期限と担当を付けて進めます。未確かめのまま開始日を迎えないようにします。

4. 確かめた結果を、条件と一緒に残す

確かめたら、誰に、いつ、何を確かめたかを残します。あわせて、そのとき伝えた事業の内容・場所・条件と、根拠になった資料も書いておきます。条件が変わると、答えが変わることがあるためです。

5. 始めたあとも、見直す日を決める

始めてから分かることもあります。最初の1か月が終わったときなど、一覧を見直す日を決めます。

計画のまとめ方は新しい事業の計画を1枚にまとめる——誰に・何を・いくらで・数字の見込み、業務の流れの決め方は新しい業務の流れを、受付から完了まで書き出して役割を決めるにまとめています。

よくある失敗

  • 確認先を書かずに項目だけ並べ、誰に聞くかが決まらない
  • 確かめた結果を口頭だけで終わらせ、あとで内容が分からなくなる
  • 確かめたときの条件を書かず、事業の内容が変わっても前の答えのまま進める
  • 開始前に必要な項目が、未確かめのまま開始日を迎える

AIへの頼み方の例

新しい事業を始める前に確かめることの、一般的な項目の例を「決まり」「書類」「お金」「情報の扱い」「許認可や届出」に分けて挙げてください。手続きが必要かどうかは判断せず、確かめる先の種類だけを添えてください。

5. 完成例

以下は架空の例です。

【始める前の準備の一覧(11月1日開始)】
区分  |項目        |開始前に必要|確認先    |期限 |担当|結果(日付・相手・条件・資料)
決まり |キャンセルの決まり |必要    |専門家に一度 |10/20|A |案あり
書類  |申込書・見積書の様式|必要    |-      |10/20|A |済
お金  |記帳のしかた    |必要    |税理士    |10/25|B |確認中
情報  |お客様の情報の保管 |必要    |-      |10/25|B |未
許認可等|許可・登録が必要か |必要    |所管の窓口  |10/15|A |10/12 窓口へ確認(伝えた事業の内容・場所・規模と、示された資料を記録)
許認可等|税の届出      |要確認   |税務署・税理士|10/15|B |未

6. 使うときの注意

この一覧は、準備の抜けを減らし、確かめる先を整理するためのものです。手続きが必要かどうか、どの書類が必要かは、事業によって違います。必ず専門家と公式の窓口で確かめてください。

確かめた結果は、口頭のやりとりだけで終わらせず、日付・相手・伝えた条件・根拠の資料を記録に残してください。

7. 今日できたこと

  • 準備の項目を、五つの区分に分けて書き出せた。
  • どの項目にも、確認先を付けられた。
  • 開始前に必要かどうかを分け、期限と担当を付けられた。
  • 確かめた結果を、条件と一緒に残す欄を作れた。

今日は、五つの区分に一つずつ項目を書けただけでも十分です。

8. ほー先輩の一言

ほー先輩:準備の一覧ができると、不安が「やること」に変わります。確かめる先に、一つずつ聞いていきましょう。

役に立ちそうな人へ

この相談事例のリンクを渡せます。