1. 今日の相談
「届いた備品の箱がへこみ、中の一部も割れていました。配送中の破損かは分かりません」
破損の一次連絡は、受領日時、注文・納品番号、梱包の状態、現物の状態、使用への影響、保管状況、確認してほしいことを分けます。原因や責任、交換・返金を確定したように書きません。
2. 大丈夫です
ほー先輩:原因が分からん時は、分からんままでええ。届いた時の事実を渡そ。
写真や記録がそろっていなくても、まず現物を変えずに保管し、職場の受領・事故対応手順へ戻れます。
3. 今日使うAI・道具
使うのはChatGPT、注文書、納品書、受領記録、現物、撮影した写真です。写真そのものや、送り状の住所・電話番号・追跡番号をAIへ貼らず、必要な事実だけを置き換えます。
4. 実際にやってみる
1. 現物と梱包を保全する
勝手に廃棄、修理、再梱包をせず、職場の手順に沿って使用を止めます。危険物、液漏れ、発熱、けがの恐れがあれば、文章作成より安全確保と正式報告を優先します。
2. 受領情報と状態を分ける
届いた日時、数量、外箱、緩衝材、製品本体、付属品を順に確認します。見えていない内部破損を推測しません。
写真を撮る前に、注文書や納品書と現物の品目・数量が合っているかも見ます。外箱だけがへこんでいるのか、封が開いているのか、本体にも変形があるのかを別々に残すと、あとで「どの状態を指していたのか」が曖昧になりません。製造番号やロット番号が必要な場合は、AIへ渡さず正式な連絡画面で入力します。
3. AIへ一次連絡の下書きを頼む
以下は架空の納品物破損メモです。
「注文・納品の識別情報」「受領日時」「梱包の状態」
「現物の状態」「現在確認できている影響」「保管状況」
「確認してほしいこと」の順で、短い一次連絡を作ってください。
メモにない破損原因、責任、損害、交換・返金条件、費用負担を付け足さないでください。
未確認の箇所は「要確認」と残してください。
【破損メモ】
(住所、連絡先、追跡番号などを置き換えた内容)
4. 写真は承認された経路で送る
送り状や周囲に個人情報・社外秘が写っていないか確認し、取引先指定のフォームや職場の承認済みメールで共有します。
写真は、外箱全体、傷んだ箇所、梱包材、製品の状態が分かる順にそろえます。画像を加工して傷を強調したり、状態が変わるまで何度も開閉したりせず、受領時に近い状態を残します。ファイル名には顧客名や住所を入れず、正式な受付番号と写真の対応は承認された記録側で管理します。
5. 回答と現物を照らす
交換、返送、保管、廃棄の指示を受けたら、契約・保証・職場の承認と照らし、実行した日時と担当を記録します。
5. 完成例
以下は架空の例です。
件名:納品物の破損状態について(納品番号:A-123)
7月16日10時ごろ、2箱を受領しました。
うち1箱は外箱の右角につぶれがあり、開封確認したところ製品1点の外装にひびがありました。
ほかの製品の状態と使用可否は要確認です。
現物と梱包材は使用せず保管しています。
確認に必要な写真と、今後の保管・返送手順をご案内ください。
配送中の破損と断定せず、確認できた状態と次の質問だけを伝えています。
6. 使うときの注意
食品、医薬品、電池、化学品、精密機器などは、通常の備品と同じ判断をせず、製品表示と職場の安全手順を優先します。
補償、損害、契約不履行の判断はAIへ任せず、契約書、保証条件、責任者へ戻します。
連絡期限や保管期限が契約・配送会社の条件に定められている場合があります。まず一次連絡を出し、追加で必要な写真・書類・現物の扱いを相手へ確認します。「返送してください」という回答が来ても、返送先、送料負担、梱包方法、追跡方法を職場の手順と照らしてから動きます。
7. 今日できたこと
- 現物と梱包を変えずに保全できた。
- 受領記録と破損状態を分けられた。
- 原因・責任・費用をAIに作らせなかった。
- 回答後の作業を正式記録へ残せた。
交換・返品の案内を返す段階では、確認済みの条件から返信を作る方法も使えます。
8. ほー先輩の一言
ほー先輩:早い連絡は、誰かを責めるためやない。現物と選べる対応を守るためやで。
やさしいAI仕事術