1. 今日の相談
「在庫や備品の場所が古いスタッフの記憶頼みで、私は毎回聞かないと分かりません。聞かれる側も大変そうです」
やることは倉庫の「住所化」です。棚にAからの記号、段に数字を振り、「A-2」のような住所をつける。物の一覧表に住所を書く。これだけで、記憶が要らなくなります。
2. 大丈夫です
ほー先輩:ベテランの頭の中の地図はすごい。せやけど、その地図はコピーできへん。住所とリストなら、初日の人にもコピーできるんや。
AIには一覧表の型と、五十音順の並べ替えを手伝ってもらいます。
3. 今日使うAI・道具
使うのはChatGPTと、ラベルシール(マスキングテープでも十分)です。
在庫の数量や仕入れ値は一覧表に書かず、「何がどこにあるか」だけの表にします。数量管理は発注の仕組み(別の管理)に任せます。
4. 実際にやってみる
1. 棚に住所を振る
棚ごとにA・B・C、段ごとに上から1・2・3。「A-2」=A棚の2段目です。凝った体系は続かないので、この二階層だけにします。
2. 物の名前と住所を書き出す
棚を回りながら「コピー用紙 A-1」「延長コード B-3」と書き出します。ここが一番の作業ですが、30分で終わる規模から始めれば大丈夫です。
3. AIへ一覧表化を頼む
職場の備品・在庫の置き場一覧表を作ってください。
以下は「品名と住所(棚の記号-段の数字)」のメモです。
・五十音順に並べ替えてください
・よく使う物が分かるよう、先頭に「よく使う物」の欄を分けてください
・表の最後に「新しい物を置いたらこの表に追記する」のルールを1行入れてください
(ここにメモを貼る。数量や金額は書かない)
4. 一覧表を入口に貼る
倉庫や保管室の入口に貼れば、「あれどこ?」の答えが「表を見てね」になります。聞く側も聞かれる側も楽になります。
5. 「戻すときも同じ住所へ」を徹底する
使った物は必ず同じ住所へ。戻す場所が固定されて初めて、一覧表がずっと正しくあり続けます。
5. 完成例
【架空の置き場一覧表(抜粋)】
■よく使う物
コピー用紙 A-1 / ラベルシール A-2
延長コード B-3 / 電池(単3) B-2
■五十音順
ガムテープ B-1
救急箱 C-1(全員が場所を覚える物)
掃除用スプレー C-3
文房具の予備 A-3
ルール:新しい物を置いたら、この表に追記する。
使ったら同じ住所へ戻す。
6. 使うときの注意
救急箱や消火器など安全に関わる物は、一覧表に載せたうえで「全員が場所を覚える物」として別扱いにします(表を見ないと分からない状態にしない)。重い物は下の段、よく使う物は腰の高さと、住所を振るときに配置も一緒に見直すと効果が倍になります。表の更新が止まると一気に信頼を失うので、「追記ルール」を表自体に書いておくのがこつです。
7. 今日できたこと
- 棚に住所を振って記憶頼みを卒業できた。
- 五十音順の一覧表で誰でも探せるようになった。
- 戻す場所の固定で、片づく仕組みになった。
8. ほー先輩の一言
ほー先輩:探し物の10分が消えたら、1年で何時間になると思う? この30分は、今年一番の時給やで。
やさしいAI仕事術