仕事の段取りの相談事例

毎月くり返す作業を棚卸しする——AIと表計算に任せる所と、人が確かめる所に分ける

毎月くり返す作業に時間を取られているとき、作業を一覧に書き出し、手順ごとに「表計算の式に任せる」「AIに下書きを頼む」「人が確かめる・決める」の三つに分けて、仕組みにする順番を決める手順

30分 表計算ソフトChatGPT 安心やってみよう

こんな人へ
毎月同じような作業に時間を取られていて、どこからAIや表計算に任せればよいか分からない人

この記事でできること

すぐ手順を見る

今日の相談

毎月同じ作業に追われている

毎月くり返す作業の山を前に、どこから手を付ければよいか迷っている女性主人公とほー先輩

月末と月初がいつも忙しいどこから楽にすればいいか分からない

3ステップ

この順番なら、迷わず進められます

  1. AIへお願い

    作業を一覧に書き出す・手順ごとに三つに分ける

    頼む
  2. AIの返事

    式に任せる・AIに下書き・人が決める・手間が大きく危険の小さいものから

    受け取る
  3. できた!

    最初に変える作業が決まった

    任せる所がはっきりした・確かめる人と時期も決まった

    仕上げる
人が最後に確かめること
  • 作業を手順まで分けて書く
  • 人が確かめる所を必ず残す
  • 一度に全部を変えない
また困ったらおいでと言うほー先輩

仕組みにする前に、いまの作業を見える形にしましょう。最初に試す作業を選ぶ準備ができます。

流れがつかめたら、このとおりにやってみましょう。コピーして使える手順を下に置いています。

このとおりに、5分でやってみる コピーして使える手順・スマホでもできます

1. 今日の相談

「毎月、月末と月初に同じような作業が重なって忙しくなります。AIや表計算で楽にできると聞きますが、どこから手を付ければよいか分かりません」

最初にするのは、AIの使い方を覚えることではなく、いまの作業を棚卸しすることです。毎月くり返す作業を一覧に書き出し、作業を手順まで分けてから、手順ごとに次の三つに分けます。

  • 表計算の式に任せる所(合計、転記、並べ替えなど、決まった計算や処理)
  • AIに下書きを頼む所(文章の形を整える、要点をまとめる、項目案を出すなど)
  • 人が確かめる・決める所(正しいかの確認、判断、相手への約束、承認)

2. 大丈夫です

ほー先輩:一度に全部を変えなくて大丈夫です。一つの作業がうまく回れば、次の作業にも同じ考え方を使えます。

仕組みにするときに大事なのは、人が確かめる所を必ず残すことです。AIの答えも表計算の式も、間違えることがあります。どこで、誰が、何を確かめるかが決まっていれば、安心して任せられます。

3. 今日使うAI・道具

  • 表計算ソフト(作業の一覧を作る)
  • 毎月の作業で使っている書類・表・メールの見本(中身は人が見るだけ)
  • ChatGPTなどの生成AI(一覧の項目案や、分け方の相談をするときだけ)

生成AIには、実際の顧客情報・金額・社内の事情を入力しません。作業の名前や手順の形だけを相談します。

4. 実際にやってみる

1. 毎月くり返す作業を書き出す

ひと月の間にくり返している作業を、思いつくだけ書き出します。

作業名|いつ(毎月何日ごろ)|かかる時間|担当|使う道具・書類

2. 作業を手順まで分ける

時間がかかっている作業から順に、手順を一つずつ書きます。「請求書を作る」なら、「先月の実績を集める → 金額を計算する → 書類に入れる → 見直す → 送る」のように分けます。

3. 手順ごとに、処理する方法と、人が確かめる所を別々に書く

手順|処理する方法(式/AIの下書き/人)|人が確かめる所と確かめる人

式やAIに任せる手順にも、人が確かめる所を必ず付けます。迷ったら「人が確かめる・決める」に入れておきます。相手への約束、お金、個人情報、法令や契約に関わる判断は、必ず人の側に残します。

4. 最初に仕組みにする作業を一つ選ぶ

次の二つを満たす作業から始めます。

  • 毎月の手間が大きい
  • 間違えたときの影響が小さく、人が確かめやすい

最初の作業が決まったら、確かめる人と、試す期間(例:2か月)を決めます。試している間は、これまでのやり方の結果と見比べます。

5. 仕組みにしたら、手順を残す

仕組みにした作業は、使う人が迷わないように手順を残します。手順の残し方は、作った仕組みを使ってもらう——使う人に合わせた1枚の使い方説明を作るにまとめています。表計算の形のそろえ方は、月末の勤怠集計を早くする——表計算を「1人1行・1日1列」の毎月同じ形にそろえるが参考になります。

よくある失敗

  • 作業の名前だけを書き、手順まで分けていない
  • AIや式に任せる所に、人が確かめる所を付けていない
  • いきなりお金や約束に関わる作業から仕組みにする
  • 試す期間に、これまでのやり方の結果と見比べない

5. 完成例

以下は架空の例です。

作業:月末の作業件数の集計(毎月25日ごろ・2時間)
手順        |式に任せる|AIに下書き|人が確かめる・決める
先月の記録を集める |○    |     |集めた範囲を確かめる
件数を数える    |○    |     |元の記録と件数を照らす
報告の文面を作る  |     |○    |内容を確かめる
見直して共有する  |     |     |○(責任者が確かめて共有)

最初に仕組みにする:件数を数える手順(手間が大きく、間違えても社内で直せる)
確かめる人:集計の担当者 試す期間:2か月(これまでの数え方の結果と見比べる)

6. 使うときの注意

AIや表計算に任せた所も、最終的な結果の責任は人の側に残ります。確かめる人と方法を決めずに任せないでください。

職場のデータを使う仕組みを作るときは、使ってよいサービス、保存場所、閲覧できる人を、職場の決まりで確かめてください。

7. 今日できたこと

  • 毎月くり返す作業を一覧に書き出せた。
  • 作業を手順まで分けられた。
  • 手順ごとに、式・AI・人の三つに分けられた。
  • 最初に仕組みにする作業と、確かめる人を決められた。

8. ほー先輩の一言

ほー先輩:棚卸しができると、どこを楽にできるかが見えてきます。人が確かめる所を残して、一つずつ進めましょう。

役に立ちそうな人へ

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