文章の相談事例

商談メモから訪問報告書の下書きを作る——事実・相手の課題・次の一手に分ける

商談のあとに訪問報告書を書くのが遅れるとき、商談の直後にメモを事実・相手の課題・次の一手の三つに分けて残し、相手が分かる情報や社外秘を除いて職場が認めた範囲だけをAIに渡して下書きを頼み、数字と約束を自分で確かめる手順

15分 ChatGPTメモ帳 安心やってみよう

こんな人へ
商談や訪問のあとの報告書が後回しになり、何を書けばよいかも迷ってしまう営業の人

この記事でできること

すぐ手順を見る

今日の相談

訪問報告書が後回しになる

夕方、商談のメモを見返しながら細かい所を思い出せず、報告書が書けずに困っている女性主人公とほー先輩

商談のあと別の仕事が入る夕方には細かい所を忘れている

3ステップ

この順番なら、迷わず進められます

  1. AIへお願い

    直後に三つに分けてメモする・AIに渡すのは認められた範囲だけ

    頼む
  2. AIの返事

    AIに下書きを頼む・数字と約束は自分で確かめる

    受け取る
  3. できた!

    報告書の下書きが作れた

    何を書くか迷わなかった・次の一手もはっきりした

    仕上げる
人が最後に確かめること
  • 商談の直後にメモを残す
  • 事実と推測を分ける
  • 相手が分かる情報や社外秘はAIに入れない
また困ったらおいでと言うほー先輩

報告書は、次の一手を決めるための道具です。立派な文より、次に何をするかが分かることが大切です。

流れがつかめたら、このとおりにやってみましょう。コピーして使える手順を下に置いています。

このとおりに、5分でやってみる コピーして使える手順・スマホでもできます

1. 今日の相談

「商談や訪問のあと、すぐ別の仕事が入るので、報告書を書くのが夕方や翌日になります。そのころには細かい所を忘れていて、何を書けばよいかも迷います」

報告書を進めやすくするには、商談の直後に、メモを次の三つに分けて残します。

  • 事実:誰と、いつ、何を話したか。相手が言ったこと、見せてもらったもの。
  • 相手の課題:相手が困っていること、望んでいること(相手の言葉に近い形で)。
  • 次の一手:こちらがすること、相手がすること、その期限。

三つに分けたメモがあれば、報告書の下書きはAIに整えてもらえます。ただし、AIに渡すのは職場が入力を認めた範囲だけです。

2. 大丈夫です

ほー先輩:直後のメモは、きれいに書かなくて大丈夫です。書けない日は、次の約束と期限だけでも残しておけば、あとで続きを書けます。

なぜ直後に三つに分けるのか:時間がたつと、相手が言ったことと自分の考えが混ざり、約束の期限もあいまいになります。直後に三つの欄で残しておけば、報告書はそれを並べて整えるところから始められます。

3. 今日使うAI・道具

  • メモ帳、またはスマートフォンのメモ(職場が認めたもの)
  • ChatGPTなどの生成AI(職場が業務での利用を認めたもの)
  • 職場の報告書の様式

AIに渡す前に:会社名や担当者名を記号に置き換えるだけでは、話の中身(業種、地域、取引の内容、まだ公開していない計画など)から、相手や秘密が分かってしまうことがあります。氏名を消しただけで、個人情報でなくなるとは限りません。相手が分かる情報と社外秘の内容は除き、職場が入力を認めた範囲だけを渡します。判断できないときは、実際のメモは入れず、空の様式づくりだけをAIに頼みます。

4. 実際にやってみる

1. 商談の直後に、三つの欄でメモを残す

【事実】
・相手:A社 担当B(役職)
・話したこと:
・見せてもらったもの:
【相手の課題】
・
【次の一手】
・こちら:   期限:
・相手:    期限:

移動の前や、次の予定の前に書きます。事実と、自分の考え・推測を混ぜないようにします。推測は「(推測)」と書き添えます。

2. AIに渡してよい範囲を確かめ、渡せない情報を除く

職場の決まりで、業務にどのAIを使ってよいか、何を入れてはいけないかを確かめます。そのうえで、相手が分かる情報(会社名・担当者名・業種と地域の組み合わせなど)、金額、まだ公開していない話を除くか、一般的な言い方に置き換えます。迷う情報は入れません。

3. AIに下書きを頼む

次のメモを、訪問報告書の下書きに整えてください。見出しは「訪問の概要」「話したこと(事実)」「相手の課題」「次の一手(担当と期限)」にしてください。メモにないことは足さないでください。「(推測)」の印はそのまま残してください。まだ決まっていない予定を、約束のように書き換えないでください。分からない所は「要確認」と書いてください。 (職場が認めた範囲に整えたメモを貼る)

4. 数字・期限・約束を、元のメモで確かめる

AIの下書きを、元のメモと見比べます。とくに、金額、数量、期限、こちらが約束したことは一つずつ確かめます。AIが言い回しを変えたことで、意味が変わっていないかも見ます。

5. 名前や金額は、職場の文書の中で戻す

確かめ終わったら、除いた名前や金額は、AIに入れ直さず、職場の報告書の様式の中で書き足して仕上げます。

相手に送る確認のメールは、打ち合わせ後の確認メールを、決まったことと宿題から書くの形が使えます。提案につなげるときは、お客様向けの提案書の下書きを、相手の課題・提案・費用・進め方の順で作るへ進めます。

よくある失敗

  • 名前だけを記号にして、話の中身から相手が分かる情報をAIに渡してしまう
  • 推測を事実のように書き、報告を読んだ人が判断を誤る
  • まだ決まっていない予定を、AIの下書きで約束の形に変えてしまう
  • 記号を戻すために、もう一度AIに実名を入れてしまう

5. 完成例

以下は架空の例です。

【訪問報告書】10月10日 A社 担当B
訪問の概要:月末の事務作業についての相談(約40分)
話したこと(事実):
・毎月の集計に担当者2名で約2日かかっていると聞いた
・表の形が月ごとに違い、確認に時間がかかっていると聞いた
相手の課題:
・月末の集計の時間を減らしたい
・担当が休んでも回るようにしたい
次の一手:
・こちら:集計の表の見本を作り、10月17日までに送る
・相手:先月分の表の形(個人情報を除いたもの)を10月14日までに共有
要確認:予算の上限(相手が社内で確認中)
(推測)総務の体制の見直しも検討している様子

6. 使うときの注意

業務でどの生成AIを使ってよいか、どんな情報を入れてはいけないかは、職場の決まりに従ってください。決まりがない場合は、相手の情報や社外秘をAIに入れないでください。

報告書に、相手が言っていない約束や、自分の推測を事実のように書かないでください。

7. 今日できたこと

  • 商談の直後に、三つの欄でメモを残せた。
  • AIに渡してよい範囲を確かめ、渡せない情報を除けた。
  • AIに下書きを頼み、数字・期限・約束を元のメモで確かめられた。
  • 名前や金額を、職場の文書の中で書き足せた。

今日は、三つの欄のメモの型を用意できただけでも十分です。

8. ほー先輩の一言

ほー先輩:直後の短いメモが、報告書も、次の提案も進めやすくします。覚えているうちに、三つに分けて残しましょう。

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