文章の相談事例

お客様向けの提案書の下書きを、相手の課題・提案・費用・進め方の順で作る

お客様向けの提案書を毎回一から作って時間がかかるとき、相手の課題・こちらの提案・費用・進め方の四つの順で見出しを固定し、見出しごとに短いメモを書いてから、職場が認めた範囲でAIに整えてもらい、効果の書き方と金額・条件を見直す手順

40分 ChatGPT文書作成ソフト 安心やってみよう

こんな人へ
お客様への提案書を毎回一から作っていて、何から書けばよいか迷い、時間がかかっている人

この記事でできること

すぐ手順を見る

今日の相談

提案書を毎回一から作っている

白紙の提案書を前に、何から書けばよいか迷って手が止まっている女性主人公とほー先輩

何から書けばいいか迷うこちらの説明ばかりになる

3ステップ

この順番なら、迷わず進められます

  1. AIへお願い

    四つの見出しを固定する・見出しごとに短いメモを書く

    頼む
  2. AIの返事

    AIに文を整えてもらう・効果の根拠と金額を見直す

    受け取る
  3. できた!

    提案書の形ができた

    何から書くか迷わない・相手の課題に沿った提案になった

    仕上げる
人が最後に確かめること
  • 相手の課題から書き始める
  • 効果は根拠と前提を添える
  • 費用と条件は正確に書く
また困ったらおいでと言うほー先輩

順番が決まっていると、考えることを整理しやすくなります。まず相手の言葉を書き出しましょう。

流れがつかめたら、このとおりにやってみましょう。コピーして使える手順を下に置いています。

このとおりに、5分でやってみる コピーして使える手順・スマホでもできます

1. 今日の相談

「お客様への提案書を、毎回一から作っています。何から書けばよいか迷い、気がつくとこちらのサービスの説明ばかりになってしまいます」

この記事は、お客様向けの営業提案書の下書きを扱います。社内向けの改善提案は、記事の後半で別の記事を案内します。

提案書は、いつも同じ順番で組み立てると、書きやすく、相手にも伝わりやすくなります。おすすめの順番は次の四つです。

  1. 相手の課題:相手が困っていること、望んでいること
  2. こちらの提案:課題に対して、何をするか
  3. 費用:いくらかかるか、何が含まれるか
  4. 進め方:いつ、誰が、どの順で進めるか

2. 大丈夫です

ほー先輩:文章が得意でなくても大丈夫です。四つの見出しの下に、短いメモを書くところから始めましょう。

なぜ相手の課題から書き始めるのか:提案書を読む人がまず知りたいのは、「自分たちの困りごとを分かってくれているか」です。相手の言葉に近い形で課題を書くと、その後の提案が「自分たちのためのもの」として読まれやすくなります。

なぜ順番を固定するのか:構成を先に決めておくと、調べることや考えることを見出しごとに整理しやすくなります。

3. 今日使うAI・道具

  • 文書作成ソフト(または職場の提案書の様式)
  • 商談のメモ、訪問報告書
  • ChatGPTなどの生成AI(職場が業務での利用を認めたもの)

AIに渡す前に:会社名や担当者名を記号にするだけでは、課題の中身から相手や秘密が分かることがあります。相手が分かる情報、金額、社外秘の内容は除き、職場が入力を認めた範囲だけを渡します。判断できないときは、空の構成案づくりだけを頼みます。

4. 実際にやってみる

1. 四つの見出しを固定する

1. 相手の課題
2. こちらの提案
3. 費用
4. 進め方
(最後に)次の一歩:相手に決めてほしいこと・こちらがすること

2. 見出しごとに、短いメモを書く

相手の課題は、商談で相手が言った言葉に近い形で書きます。こちらの言い換えより、相手の言葉のほうが伝わります。

1. 相手の課題:月末の集計に2日かかると聞いた/担当が休むと回らないと聞いた
2. 提案:集計の表の形をそろえ、手順書を1枚作る
3. 費用:(職場の料金表で確かめて書く)
4. 進め方:①今の表を見せてもらう ②見本を作る ③試してもらう ④直す

商談のメモの残し方は、商談メモから訪問報告書の下書きを作る——事実・相手の課題・次の一手に分けるにまとめています。

3. AIに文を整えてもらう

次のメモを、お客様向けの提案書の下書きに整えてください。見出しは「相手の課題」「こちらの提案」「費用」「進め方」「次の一歩」の順のままにしてください。メモにない効果や数字は足さず、分からない所は「要確認」と書いてください。 (職場が認めた範囲に整えたメモを貼る)

4. 効果の書き方と、金額・条件を見直す

AIの下書きは、効果を大きく書くことがあります。効果は、次の三つを区別して書きます。

・目標:目指すこと(例:集計の手順をそろえ、担当が変わっても同じ形で進められること)
・実績:実際に測った結果(いつ、どの範囲で、どう測ったかを添える)
・見込み:まだ確かめていない予想(「見込み」と分かる書き方にし、前提の条件を添える)

根拠のない数字(「〇割削減」など)は書きません。あわせて、次の点も見直します。

  • 「必ず」「確実に」など、約束できない言い方になっていないか
  • 費用の金額・含むもの・含まないものが、職場の料金表と合っているか
  • 進め方の期間が、こちらで本当に対応できる日程か

5. 名前や金額は、職場の文書の中で戻して仕上げる

除いた名前や金額は、AIに入れ直さず、職場の様式の中で書き足して仕上げます。出す前に、責任者の確認が必要かどうかを確かめます。

社内向けに業務の改善を提案するときは、業務改善の提案を、現状・案・期待する変化で伝えるの形が使えます。

よくある失敗

  • こちらのサービスの説明から書き始め、相手の課題が後ろに隠れる
  • 根拠のない効果の数字を、AIの下書きのまま残してしまう
  • 含むもの・含まないものを書かず、あとで範囲の行き違いが起きる
  • 名前を記号にしただけで、課題の中身から相手が分かる情報をAIに渡す

5. 完成例

以下は架空の例です。

【ご提案】月末の集計の手順をそろえるために
1. 相手の課題
 月末の集計に担当者2名で約2日かかっているとうかがいました。担当が休むと、集計が止まってしまうとのことでした。
2. こちらの提案
 集計の表の形を毎月同じにそろえ、使い方を1枚の手順書にまとめます。
3. 費用
 (料金表に沿った金額)/含むもの:表の見本、手順書、1回の説明 含まないもの:既存データの入力
4. 進め方
 ①今の表を拝見(1週目)②見本の作成(2週目)③試していただく(3〜4週目)④直して仕上げ
次の一歩
 今の表の形(個人情報を除いたもの)を、10月17日までにご共有ください。
目指すこと(目標)
 集計の手順がそろい、担当が変わっても同じ形で進められることを目指します。

6. 使うときの注意

提案書に書いた費用・期間・内容は、相手にとって約束の前提になります。職場の料金表と責任者の確認に沿って書いてください。

効果を数字で示すときは、その数字の根拠(いつ、どの範囲で、どう測ったか)が示せるものだけにしてください。

7. 今日できたこと

  • お客様向けの提案書の四つの見出しを固定できた。
  • 見出しごとに、相手の言葉に近いメモを書けた。
  • 効果を、目標・実績・見込みに分けて書けた。
  • 金額と条件を、職場の料金表と照らせた。

今日は、確認できた相手の困りごとを一つ書けただけでも十分です。

8. ほー先輩の一言

ほー先輩:まず、確認できた相手の困りごとを一つ書いてみましょう。約束できることだけを、正直に書けば大丈夫です。

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