1. 今日の相談
「来月の説明会の案内状を任されました。時候の挨拶から書き始めたのですが、そのあと何をどの順番で並べればよいのか分からず、下書きが進みません」
案内状で大切なのは、読んだ人が、行くかどうかを決められることです。決めるために必要な情報は、日時・場所・内容・持ち物・返事の期限と方法です。挨拶は二行あれば足ります。
もう一つ大切なのは、決まっていない項目を書かないことです。「場所は追って連絡」と書いた案内状は、二通目が必要になります。
2. 大丈夫です
ほー先輩:案内状は、挨拶の上手さで読まれるんやない。読んだ人が予定表に書き込めるかどうかや。日時・場所・返事の期限、この三つがあれば形になる。
項目の順番は、読む人の判断の順番に合わせます。まず「何の案内か」、次に「いつ・どこで」、そして「何をするか」「何を持ってくるか」、最後に「いつまでに、どう返事するか」です。
日時・場所・担当者は、行事の正式な決定事項から転記します。記憶や口頭の話で書くと、訂正の案内が必要になります。
3. 今日使うAI・道具
使うのはChatGPTと、行事の正式な決定事項(日時・場所・担当・持ち物が書かれた資料)です。
ChatGPTには、架空の練習例から空欄の型だけを作らせます。実際の行事名、参加者の名簿、会場の住所、担当者の連絡先は入力しません。空欄は、正式な資料から自分で埋めます。
4. 実際にやってみる
1. 正式に決まっている項目を確かめる
日時、場所、内容、持ち物、参加費、返事の期限と方法、問い合わせ先。それぞれが正式に決まっているか、担当者に確認します。決まっていない項目があれば、決まってから出します。
2. 読む人と届け方を決める
社内向けか、取引先向けか、保護者や地域の人向けかで、敬語の丁寧さと届け方(メール、紙、掲示)が変わります。紙で配るなら、返事の欄を切り取れる形にします。
3. 固定の練習例で空欄の型を作る
実在の団体や行事とは無関係な「町内読書会の公開説明会」という固定の練習例だけを使い、
案内状の空欄の型を作ってください。
順番は「何の案内か(一文)」「日時」「場所」「内容」「持ち物」「参加費の有無」「返事の期限と方法」「問い合わせ先」です。
冒頭の挨拶は二行以内にしてください。
日時、場所、金額、氏名、連絡先は書かず、すべて空欄にしてください。
社内向けと社外向けで、敬語の丁寧さだけが違う二つの版を作ってください。
4. 空欄を正式資料から埋める
日時は曜日まで書きます。場所は建物名と部屋名まで書き、初めて来る人が迷わないかを考えます。オンラインなら、接続先の案内をいつ・どう送るかを書きます。
5. 返事の期限と方法を最後に置く
「〇月〇日までに、このメールへの返信で」のように、期限と方法を一文にします。返事が要らない案内なら、その旨を書きます。
行事のお知らせ全般は、臨時休業・営業時間変更の告知3点セットを、一度に作るの考え方も参考になります。
5. 完成例
以下は架空例です。
件名:[行事名]説明会のご案内([日付]開催)
[宛名]様
平素よりお世話になっております。[団体名]の[氏名]です。
下記のとおり[行事名]の説明会を開催いたします。ご都合がつきましたら、ぜひご参加ください。
日時:[日付]([曜日])[開始時刻]〜[終了時刻]
場所:[建物名][部屋名]
内容:[内容を一〜二行]
持ち物:[持ち物](特になければ「不要です」)
参加費:[無料/金額]
ご出席の可否を、[期限]までに、このメールへの返信でお知らせください。
ご不明な点は[問い合わせ先]までご連絡ください。
挨拶は二行で、そのあとは読む人の判断の順に並んでいます。返事の期限と方法は最後に一文で置いています。
社内の周知として出すときは、社内ルール変更の案内を、理由と開始日から分かりやすく書くの書き方に寄せます。
6. 使うときの注意
参加者の名簿や連絡先を案内状に載せません。宛名は個別に入れるか、「関係者各位」にします。
会場の住所や地図を載せるときは、公開してよい情報かを施設側に確認します。オンライン開催の接続先は、案内状本体でなく、参加者にだけ別に送ります。
日時や場所が変更になった場合は、元の案内状を訂正するのではなく、変更点だけを書いた二通目を送ります。
7. 今日できたこと
- 読む人が決められる順番で並べられた。
- 挨拶を二行にとどめられた。
- 決まっていない項目を書かずに済んだ。
- 名簿や住所をAIへ渡さずに済んだ。
8. ほー先輩の一言
ほー先輩:案内状は、読んだ人の予定表に一行増えたら成功や。上手い挨拶より、迷わん日時と場所やで。
やさしいAI仕事術