1. 今日の相談
「外部の研修を受け、職場へ研修報告書を提出することになりました。書き始めると研修の内容をなぞる感想文のようになり、何を書けばよいのか分かりません」
研修報告書で読む人(上司、研修費を出した職場)が知りたいのは、研修で何を得て、職場で何が変わるかです。研修の内容を全部書き写す必要はありません。
順番は、研修の概要(名称、日時、主催)、参加の目的、内容の要点(三つまで)、職場で使う一つ(具体的に)、活用の予定と時期、そして感想は最後に一行です。
2. 大丈夫です
ほー先輩:研修報告書で読む人が知りたいんは、感想やなくて「職場で何が変わるか」や。使う一つを先に決めたら、あとは自然に書けるで。
内容の要点は三つまでにします。研修で扱った項目が十あっても、報告書には職場に関係する三つを選びます。全部書くと、読む人は要点を探せません。
「職場で使う一つ」は、行動の形で書きます。「〇〇の手順を、来月の〇〇業務から試す」のように、何を、いつから、どこでが分かる形です。
研修の中身を同僚へ共有する文は受けてきた研修を、職場に伝わる「共有メモ」にする、自分の気づきを整理するには研修・会議の「振り返り」を、自分の気づきで書くが使えます。
3. 今日使うAI・道具
使うのはChatGPTと、研修の配布資料と自分のメモです。
ChatGPTには、架空の練習例から空欄の型だけを作らせます。研修資料の中身(著作物)、講師名、他の参加者の情報、社内の未公開情報は入力しません。要点は、型ができてから自分のメモで埋めます。
4. 実際にやってみる
1. 職場の様式と提出先を確かめる
研修報告書の様式が決まっていれば、それを使います。提出先(上司、人事、研修担当)と期限も確認します。
2. 参加の目的を一文にする
「〇〇の業務で〇〇ができるようになるため」のように、申し込んだときの目的を書きます。目的があると、要点の選び方が決まります。
3. 要点を三つ、使う一つを決める
研修のメモから、職場に関係する要点を三つ選びます。その中から、最初に試す一つを決め、いつから、どの業務でを書きます。
4. 固定の練習例で空欄の型を作る
実在の研修や人物とは無関係な「町内読書会の運営者向けの進行役講座」という固定の練習例だけを使い、
職場へ提出する研修報告書の空欄の型を作ってください。
順番は「研修の概要(名称・日時・主催・形式)」「参加の目的(一文)」「内容の要点(三つまで)」「職場で使う一つ(何を・いつから・どの業務で)」「活用の予定と時期」「感想(一行)」「報告日と報告者」です。
研修資料の内容そのものは書かず、氏名、日付、講師名、団体名は空欄にしてください。
一枚に収まる長さにしてください。
5. 活用の時期を書き、報告後に実行する
「〇月から」「次回の〇〇で」と時期を書きます。書いた予定は、報告書を出したあと実行し、結果を次の機会に一言報告します。
5. 完成例
以下は架空例です。
研修報告書
報告日:[日付] 報告者:[部署・氏名]
1. 研修の概要
名称:[研修名] 日時:[日付][時間] 主催:[主催者] 形式:[会場/オンライン]
2. 参加の目的
[業務名]で、進行の準備と当日の時間管理ができるようになるため。
3. 内容の要点
・準備は、目的・参加者・終了時刻の三つを先に決める。
・当日は、開始時に終了時刻と扱う議題を伝える。
・議題ごとに、決めることと共有することを分ける。
4. 職場で使う一つ
[月]の[会議名]から、開始時に終了時刻と議題を伝える進行を試す。
5. 活用の予定と時期
上記を三回続け、[月]に所要時間の変化を報告する。
6. 感想
準備の順番を変えるだけで、当日の進行が楽になると分かった。
添付:配布資料([枚数])
要点が三つ、使う一つが行動の形で書かれ、感想は一行です。
6. 使うときの注意
研修資料は主催者の著作物です。報告書に長く引用したり、資料をそのまま社内に配布したりする前に、利用条件を確かめます。
他の参加者の発言や所属を報告書に書きません。研修の中で聞いた他社の事例も、公開してよい範囲か分からなければ書きません。
研修費の精算が必要な場合は、報告書とは別に経費精算書は、領収書を並べる前に「何のために」を一行——日付・支払先・金額・目的・証憑の五つで通すの手続きを確認します。
7. 今日できたこと
- 要点を三つに絞れた。
- 職場で使う一つを行動の形で書けた。
- 感想を一行にとどめられた。
- 研修資料の中身をAIへ渡さずに済んだ。
8. ほー先輩の一言
ほー先輩:研修の中身を全部書くより、使う一つを書く。それが、研修に送り出してくれた職場への一番の報告やで。
やさしいAI仕事術