1. 今日の相談
「新しく入った人の歓迎会の幹事になりました。社内への案内はなんとなく分かるのですが、本人へどう案内すればよいか迷います。会費のことは書くべきでしょうか」
歓迎会の案内は、社内向けと本人向けの二通に分けます。社内向けは、ほかの行事と同じ項目です。本人向けは、会費の扱い(本人は不要か)、当日の流れ(自己紹介があるか、時間)、服装や持ち物の要否を添えます。
新しく入った人が一番知りたいのは「自分は何をすればよいか」です。それが書いてあれば、気後れせずに参加できます。
2. 大丈夫です
ほー先輩:歓迎会の案内で一番気を使うんは、主役への一通や。会費はどうなるか、何をすればええか。それが書いてあったら、新しい人は安心して来られる。
本人の予定を最初に確認します。入って間もない人は、予定を言い出しにくいことがあるので、候補日を二つ示して選んでもらいます。
社内向けの案内では、本人の氏名と所属を書きますが、本人の経歴や個人的な情報は書きません。紹介は当日、本人が話せる範囲で行います。
3. 今日使うAI・道具
使うのはChatGPTと、幹事の決定事項(本人の予定、日時、店、会費、当日の流れ)です。
ChatGPTには、架空の練習例から二種類の空欄の型だけを作らせます。本人の氏名や経歴、店の実名、参加者の名簿、会費の実額は入力しません。
4. 実際にやってみる
1. 本人の予定と、参加の意向を確かめる
候補日を二つ示し、都合と、歓迎会そのものへの意向(人前が苦手など)を聞きます。本人が望まなければ、形を変えます。
2. 会費の扱いを決める
本人は不要にするか、参加者で負担するか、会社の費用から出るか。決めてから、本人向けの案内に「会費は不要です」のように書きます。
3. 固定の練習例で空欄の型を作る
実在の職場や人物とは無関係な「町内読書会に新しい会員を迎える集まり」という固定の練習例だけを使い、
歓迎会の案内メールの空欄の型を二つ作ってください。
一つ目は社内向けで、順番は「件名」「開催の一文(誰の歓迎会か)」「日時」「場所」「会費と集め方」「出欠の期限と返事の方法」「参加しない人への一文」「幹事の連絡先」です。
二つ目は本人向けで、順番は「件名」「歓迎の一文」「日時と場所」「会費の扱い(本人は不要など)」「当日の流れ(自己紹介の有無と長さ)」「服装や持ち物の要否」「幹事の連絡先」です。
参加を強制する表現は使わないでください。
氏名、店名、金額、日付は書かず、すべて空欄にしてください。
4. 本人向けには、当日の流れを具体的に書く
「開始後に一言ご挨拶をお願いします(一分ほど)」「席は決めてあります」のように、本人が準備できる情報を書きます。
5. 出欠の方法を一つにし、締切前日に未回答へ一言送る
社内向けの出欠はメール返信か出欠表のどちらかにします。
当日の本人の挨拶は歓迎会の挨拶を、名前・担当・これからの一言で短く話す、終わったあとは歓迎会のお礼メールを、参加への感謝と一言の抱負で返すが使えます。
5. 完成例
以下は架空例です。
本人向け
件名:歓迎会のご案内([日付])
[氏名]さん
お疲れさまです。幹事の[氏名]です。
[氏名]さんの歓迎会を、下記のとおり開催します。ぜひご参加ください。
日時:[日付]([曜日])[開始時刻]〜([終了予定])
場所:[店名]([最寄り駅]徒歩[分])
会費:[氏名]さんの会費は不要です。
当日の流れ:開始後に、一言ご挨拶をお願いする予定です(一分ほど、内容は自由です)。
服装・持ち物:特にありません。仕事のままで大丈夫です。
ご不明点は[氏名](内線[番号])までお願いします。
皆でお待ちしています。
会費が不要なこと、挨拶の長さ、服装の要否が書いてあるので、本人は準備できます。社内向けは忘年会の案内メールは、日時・場所・会費・出欠の期限が先——盛り上げる言葉は最後の一行と同じ骨組みです。
6. 使うときの注意
本人の経歴、前職、私生活に関わる情報を案内に書きません。当日の紹介も、本人が話せる範囲に任せます。
食事や飲み物の制限(宗教、体質、飲まない)は、本人に事前に聞き、店へ伝えます。案内に理由を書かせる形にはしません。
参加者の名簿を全員宛てに載せません。
7. 今日できたこと
- 社内向けと本人向けを分けて書けた。
- 本人向けに会費の扱いと当日の流れを書けた。
- 本人の予定と意向を先に確認できた。
- 本人の氏名や経歴をAIへ渡さずに済んだ。
8. ほー先輩の一言
ほー先輩:新しい人が一番知りたいんは、「自分は何をすればええか」や。それを先に書いた案内は、歓迎の気持ちがちゃんと届くで。
やさしいAI仕事術