1. 今日の相談
「発注した備品の納期が来週なのですが、発注先から連絡がありません。確認したいのですが、催促しているように聞こえないか心配です」
納期の確認が催促に聞こえるのは、疑いの文になるからです。「まだですか」でなく、「受け取りの準備をしたいので、出荷の予定を教えてください」と、段取りの文にします。
必要なのは三つです。注文の特定(注文番号、品名、発注日)、現在の出荷予定の確認、こちらの受け取り都合を一つ(受け取れる日時、搬入の条件)。
2. 大丈夫です
ほー先輩:納期の確認は、疑う文やなくて段取りの文にするんや。「受け取る準備をしたい」と添えたら、相手は催促と思わへん。
聞くのは「いつ届くか」より「いつ出荷か」です。出荷日は発注先が管理している日付なので答えやすく、到着日はそこから読めます。
納期が過ぎているなら、確認ではなく納期に遅れそうなときは、謝る前に「いつなら出せるか」を確かめるの受け取り側、つまり現状と新しい予定を聞く文に変えます。
3. 今日使うAI・道具
使うのはChatGPTと、注文書または発注メールの控えです。
ChatGPTには、架空の練習例から空欄の型だけを作らせます。発注先の会社名、担当者の名前、注文番号、品名、金額は入力しません。
4. 実際にやってみる
1. 注文の控えを見る
注文番号、品名、数量、発注日、約束された納期。控えが無ければ、発注のやり取りから拾います。
2. こちらの都合を一つ決める
受け取れる日時、搬入の条件、立ち会いが要るかなど、相手が段取りに使える情報を一つ選びます。
3. 固定の練習例で空欄の型を作る
実在の企業や取引とは無関係な「町内読書会で注文した印刷物の納期を確認する」という固定の練習例だけを使い、
発注先へ納期を確認するメールの空欄の型を作ってください。
順番は「注文の特定(注文番号・品名・発注日)」「現在の出荷予定の確認」「こちらの受け取り都合を一つ」「返事のお願い」です。
催促や疑いの表現は使わず、受け取りの準備のための確認である旨を添えてください。
会社名、担当者名、注文番号、品名、日付は書かず、すべて空欄にしてください。
4. 件名で注文が分かるようにする
「納期のご確認(注文番号〇〇・〇〇)」のように、相手が注文を探せる件名にします。
5. 返事が来たら、受け取りの段取りを社内で共有する
出荷予定日を受け取り担当と共有し、搬入場所や検品の担当を決めます。発注時の確認は発注前の確認メールを、数量・金額・納期・支払条件から書くにあります。
5. 完成例
以下は架空例です。
件名:納期のご確認(注文番号[番号]・[品名])
[会社名]
[担当者名]様
お世話になっております。[自社名]の[氏名]です。
[発注日]に注文いたしました[品名](注文番号[番号]、[数量])について、
受け取りの準備をしたく、現在の出荷予定をお知らせいただけますでしょうか。
当方は[曜日・時間帯]であれば受け取りが可能です。
お手数ですが、よろしくお願いいたします。
疑いの言葉が無く、出荷予定と受け取りの都合だけが書かれています。
6. 使うときの注意
約束の納期を過ぎている場合は、確認の文ではなく、遅れの事実と新しい予定を聞く文にします。その場合も、責める表現は使いません。
納期の変更を受け入れるかどうかは、社内の関係者(使う人、支払い担当)と相談してから返事します。自分だけで「いつでも結構です」と書きません。
急ぎで必要な場合は、その理由と、間に合わない場合の代替(一部だけ先に、別の品)を相談します。
7. 今日できたこと
- 注文番号と品名で特定できた。
- 出荷予定を聞く形にできた。
- 受け取りの都合を一つ添えられた。
- 発注先の会社名や注文番号をAIへ渡さずに済んだ。
8. ほー先輩の一言
ほー先輩:「いつ届く?」やなくて「受け取る準備をしたいので、出荷予定を」。それだけで、同じ確認が催促やなくなるんや。
やさしいAI仕事術